『月まで三キロ』 

                    伊与原新

                          <2018年12月発行>

 

 

 

 

      内容 

 

 

                  月まで三キロ

                  星六花

                  アンモナイトの探し方

                  天王寺ハイエイタス

                  エイリアンの食堂

                  山を刻む

 

 

 

 

  読んだ感想

 

 

  以前読んだ、『八月の銀の雪』 が、あまりにも良かったので、

  伊与原さんの他の作品も読みたくなり、こちらの作品を読みました。

 

   6つの話の短篇集でした。

 

 

 

                  

 

     月は一年に3,8センチずつ地球から離れていってるそうです。

     四十億年前には、地球から見える月の大きさは、

     今の六倍以上の大きさで見えたそうです。

 

     肉眼でクレーターまで、はっきり見える大迫力の大きな月。

     う~ん、見てみたい! 想像するだけでロマンがあります。

 

     東京大学大学院理学系研究科で、地球惑星科学を

     専攻されていた著者の伊与原さん。

     

     ストーリーに科学を何気なく取り入れてくるところが、

     読んでいて、ロマンを感じられて、とても好きです。

 

     

     以前に読んだ、『八月の銀の雪』 

     あの作品を、もう一度読み返したくなりました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    【 haiku詠んだよ!】 

 

 

 

 

 

 

      ​【芒】芒原  ~子供の頃~

        

          風渡り波うつ金の芒原

               かぜわたりなみうつきんのすすきはら

 

          芒原金の波間に佇みて

               すすきはらきんのなみまにたたずみて

 

          芒原想ひ流れの向くままに

               すすきはらおもひながれのむくままに

 

          けんかして身を潜めるや芒原

               けんかしてみをひそめるやすすきはら

 

          芒原しゃがみ隠れて日が暮れて

               すすきはらしゃがみかくれてひがくれて

 

 

 

 

 

 

 

      【鰯雲】

      

      

           生きるとはまず食べることいわしぐも

                 いきるとはまずたべることいわしぐも

 

           鰯雲あの群れすくい喰い尽くす

                 いわしぐもあのむれすくいくいつくす

 

           いわしぐも船の行きかう港町

                 いわしぐもふねのゆきかうみなとまち

 

           堤防へ弁当ひろげ鰯雲

                 ていぼうへべんとうひろげいわしぐも

 

 

 

 

 

 

 

 

                    

                       【新酒】今年酒

             

            新酒酌むいつもの君よ聞き上手

                  しんしゅくむいつものきみよききじょうず

 

            百薬の長か媚薬か新酒酌む

                  ひゃくやくのちょうかびやくかしんしゅくむ

 

            ほろり酔ひほろほろ酔ひし今年酒

                  ほろりよひほろほろよひしことしざけ

 

            新酒酔ひ「はしご」言ふ名の旅ゆく夜

                  しんしゅよひはしごいふなのたびゆくよ

                                          ※梯子酒

 

 

 

 

 

 

 

また来週、金曜日に更新します~

すてきな週末をお過ごしくださいませ。