店の陳列になっているシマポンママ
ウチの店・・・。
先ほどシマポンママがササッとどこかへ出かけたと思ったんですが、見当たりません。
で、よ~く探すと・・・。
いました!
最初の写真で言うと、正面右側の大きい陳列の中ですね。
叱る前に写真を撮っていると・・・、
サッと、飛び出しました。
ダメな場所にいるのはよくわかっているようです。
さあ、もう家の中に帰ってくださいね。
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暑がりと寒がり?
ハッチ、モッチの兄弟はともにハチワレ猫ですが、
多少快適と思う温度は違うのか・・・、
ハッチ君は風通しの良い食器棚の上。
モッチ君はフカフカのベッドにいることが多いようです。
モッチ君はこの時期、暑くないのかな?
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今週の小説は二本立て!
面倒くさとか思いました? (^^;)
まあ、お暇な時があれば、読んでやってください。
ショートショート小説 【 怪獣現る 】
【怪獣現る】
「よくもあんな化け物を森に放してくれたもんだ」
「何が天敵だ。月の輪グマの方がよっぽど可愛いわ!」
人々の怒りも当然だった。
そいつはともかく恐ろしかった。
体長5メートル、体重1トン。巨体の割に素早く動いてあらゆる生き物を捕食する。
体中を茶色の羽毛で覆われていたが、それを全てはぎ取ると、誰もが知るあの太古の捕食者にそっくりだった。
縄文時代、温帯に属する日本列島は広葉樹の森が広がっていた。
森の幸も豊富で人も動物もその恩恵に預かっていた。
ところが近世より始まった針葉樹の植林で様相が変わってしまったのだ。
「クマも餌を求めて里に下りてくるのは分るが、被害がひど過ぎる」
「そのたびに、地区を閉鎖したり休校したりと大騒ぎになっているが、何とかならんのか」
「このままでは危なくて農作業もままならない」
中には、「街中に自警団を作って猟銃を持ち歩かせたらどうか」とか、
「自衛隊を山に派遣してクマをニホンオオカミのように絶滅させたらどうか」
などという過激な声まで上がったため、政府も対策を取らざるを得なかった。
政府高官の田中は、東京にある某国立大学に出向いて、生物学教授に相談したところ、
「クマは日本列島に於いては生態系の頂点に立つ動物なので捕食者がおらず、人間がその頭数を調整せざるを得ないんですよ」
というそっけない答えが返ってきた。
「そうすると、やはりクマ狩りとかですかね……」
田中は、それがもたらす内外の反応に胃が痛む思いがした。
「本当はクマが里に出て来なくなるのが一番なんですが、ここ数年、気候変動の影響かドングリ等もあまりできず、腹を減らしているようなんですよ」
「杉やヒノキの植林を止めて日本古来の植生に戻すのが一番でしょうなあ……」
教授がそう結論付けたので、田中は肩を落とした。
林野庁が猛反対をするのに決まっているからだ。
失望して引き上げようとしたところ、別の研究室の扉が開いた。
やはりこの大学の客員教授を務める、まだ三十代後半の男だった。
「話はなんとなく聞こえておりました。クマの補食動物の件、安墨(やすずみ)研究室に任せて頂けませんか? そういう動物を用意してご覧に入れます」
「いや、それはかなり問題があるのではないでしょうか」
田中の頭に1910年にサトウキビ畑を荒らすネズミの駆除と危険なハブの駆除のためにインドから持ち込まれたマングースのことが頭に浮かんだ。
「クマを食べるとなると、私には虎とかライオンとかしか頭に浮かびませんが、そんなものを放したら大変なことになります」
すると安墨客員教授はケラケラと笑いだし、
「確かにそんな動物を放したら大変ですよ。だって虎とかライオンには人間を襲ったという記録があるでしょう。ですから決して人間を襲ったという記録の無い動物でなければなりません」
「はあ、でもそんな動物がいるでしょうか?」
「作るんですよこれから。遺伝子操作によってその架空の動物をね」
安墨は政府高官の手を取り、「予算を付けて頂ければ今すぐ結果を出してごらんに入れます。おまかせください」と言って笑った。
後から考えれば、それがいかに無謀な事かは分かることだが、各省庁、マスコミ、そして有権者の板挟みになっている田中は、何らかのアクションを起こす必要に迫られていた。
地元選出の議員たちは、連日のクマ被害報道で選挙区から怒鳴り声の電話を受け続けており「このままでは選挙が戦えない」という声が、彼の背中を押していた。
そんなわけで、予算が付いた安墨の研究室では、世界中から集められた鳥のDNA分析を行い、その中から太古の昔に発動していたと思われるDNAをサンプル抽出した。
さらにそこからAIの分析で、重要と思われるDNAをクリスパー(CRISPR)」技術を使ってゲノム編集をした結果、理想的な生物が誕生した。
クマを捕食する生物が完成したという知らせを聞いて、田中が駆けつけると安墨は、
「さあ、どうぞごらんください。これがその生物です」
と飼育場の覆いを取って誇らしげに見せた。
「これは一代限りで、けっして子孫を残さないように設計されたスーパー生物です」
それはエミューほどの大きさで、首は太く羽毛に覆われていてピーピー鳴いていた。
「こんな頼りなげな生物がクマを捕食するんですか?」
田中はかなり落胆したように言った。
「大丈夫です。これはまだヒナですから。これから数か月でみるみる大きくなってきます」
その言葉通り、田中が2か月後に視察に行くと、それは3メートル程に成長していたが、まだ産毛は残り、小さな手(?)もどこか可愛らしかった。
すこし頼りないが、この大きさなら、少なくともクマは恐れるかもしれない。それに、見た目が可愛いので放獣しても地元民から叩かれないだろう。
とにかく政府はやるだけやったと胸を張って言えるに違いない。
さっそく記者会見をすると、大方の予想通り「こんな愛嬌のある生物が本当にクマ避けになるのか?」とか、
「生きた案山子のようだ」などと叩かれたが、「放しても害はなさそう」「ダメだったら捕まえて動物園で余生を過ごしてもらおう」という意見が大半で、
予定通りクマの被害が多く出ている地域に数頭ずつ放された。
その際、一人の女性記者が「これは成獣なんですか? もしかしてまだ大きくなることはありますか?」と問われた時、田中は一瞬だけ言葉に詰まり、「大丈夫です」とだけ繰り返した。
それ以上の説明は、何か起きた時、責任を問われると分かっていたからだ。
ひと月ほどして良いニュース次々に舞い込んできた。
秋田県でクマ被害ゼロに。
岩手県でも出没件数が激減。
地元住民から感謝の声。
田中は安堵した。これで地元選出の議員たちも面目が保てただろう。
だが、その生物のキャパはAIや安墨客員教授の予想をはるかに超えていた。
2か月後、山に入ったハイカーが一枚の写真をSNSに投稿した。
体長5メートルの怪獣が、成獣の月の輪グマを口に咥えている写真だった。
「スゲーッ!」「これ画像生成?」「本物だったらやばいじゃん」
と無責任な言葉が飛び交い「いいね」が1万ほど付いている。
最近SNSでは瞬時に自動翻訳され、海外にも拡散されるため、世界中から「さすがはゴジラの国」「クマ退治ならガンダムに任せればよかったのに」などと大バズリでトレンド入りしていた。
「ちょっと、これ見なさい」
総理に呼び出された田中はそのSNS写真を見て驚愕した。
「ティラノモドキ現る? なんじゃこりゃ~」
あわてて安墨客員教授に連絡を取ると、彼はジュネーブの国際会議に出席中とかで連絡が取れなかった。
「もしかして炎上目当てで、ユーチューバーやxのインフルエンサーが山に入るといけないから速やかに封鎖しろ!」
田中は大慌てで地元の警察に連絡したが、既にユーチューバーや大勢の見物客が山に入っていることが判明した。
しかもSNSには続々と動いているティラノモドキがアップされ、中には決死の覚悟で近づき自撮りを試みる者まで現れた。
「やめさせろ~!」
という田中の叫びも空しく、ついに犠牲者の丸呑み映像までが拡散されてしまった。
「防衛大臣を呼んで、すぐに自衛隊を派遣しなさい。怪獣をすべてやっつけるのです」
と総理はカンカンだった。
「そんな大げさでは? 機動隊と消防団でなんとかなりませんかね」
「なるか! お前のおかげで、私の責任問題になるんですよ!」
田中はできるだけ穏便に済まそうとしたが、人間の犠牲者が出た以上、無理だった。
地元の住民からは続々と怒りの声が届き、新聞やワイドショーもこの話題で持ちきりになった。
「おのれ、安墨め。責任を取らせてくれる。いったいどこへ行った?」
田中はその行方を追ったが、安墨のスマホはまるでつながらなかった。
だいたいAIも「この生物は安全です」と言ったじゃないかと、AIの方に抗議すると、
『AIは間違うこともあります」という表示が出た。
(おしまい)
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連載ラノベ「抗いし者」 第四話
第四話 ヤルケノ村のお風呂と家畜小屋
私が不用意な一言を放ったために、マイラはきつく唇を噛んで黙り込んだ。
気まずくなって、私も胸が苦しくなった。
けれど、彼女の感情の切り替えは驚くほど早かった。
「ごめんね。チグサは何にも悪くないのに不快な思いをさせちゃって……」
すぐにいつもの笑顔を取り戻すと、私の手を引いた。
「チグサ、今日は色々あって疲れたでしょ。お風呂、行こっか!」
「えっ、この世界にもお風呂があるの?」
「あるよ! ヤルケノ村の共同浴場は、ちょっとした自慢の施設なんだから」
彼女の明るい声に、私は少しだけホッとした。
実は異世界に来てから、トイレとお風呂のことがずっと気になっていたのだ。
この村にもトイレがあることは、来た直後に利用したから分かっていた。
それは、だだっ広い空間に深い穴が掘られているだけの簡単なものだった。
恐る恐る覗き込んだ穴の深さと、ピチャピチャという謎の音に、思わず一歩後ずさった記憶が蘇る。
マイラの話では各家庭のトイレもだいたい同じらしい。
(落ちたら人生が終わるから、気を付けて利用しよう)
今日は汗もたくさんかいたし、何より下水を通ったせいで、汚水がまだ体についている気がしてならない。
小川と村の入り口の水場で泥こそ落としたものの、すっきりとは言えなかった。
お風呂があるなら、ありがたいと私は思った。
(ヤルケノ村自慢の入浴施設って、一体どんなところだろう?)
不安と期待を胸にマイラの後をついていくと、想像以上に立派な丸太小屋が見えてきた。
そこからホカホカと気持ちよさそうに湯気を立てた村人が出てくるのを見て、私もいそいそとドアを開けようとした瞬間――、
背後からマイラに強烈な羽交い締めにされた。
「チグサ、そっちは男風呂!!」
(あやうく私の異名に『痴女』の二文字が加わるところだった)
「女風呂はこっちだよ」
案内された女風呂は、先ほどの立派な丸太小屋とは打って変わり、今にも崩れそうな小さな掘っ立て小屋だった。隙間から頼りなく湯気が漏れ出している。
(たぶんこの世界では男女平等なんて考え方は通用しないんだろうね)
中に入ると他にも利用者が数人がいて、焼かれた石の上に柄杓で水をかけていた。
するとそこからジュワァッと蒸気が立ち上る。
「ゲホ、ゲホッ」
私は思わずむせた。
「これ……サウナじゃん?」
マイラはすでに腰巻一枚になっている。
(その腰巻は支給されてないんですけど……)
「チグサ、ここに座って。熱いけど気持ちいいよ」
ちょっと恥ずかしいけど、私は服を脱ぎ、恐る恐る腰を下ろした。
途端――、
「熱っ!」と跳ね上がった。
石造りの長椅子は、誰も座っていない箇所が熱を帯びてかなりの温度になっていた。
マイラは腰巻をして座るからいいけど、私は直だから熱いに決まっている。
「そういう時は、水をかけて冷ましてから座るんだよ」
(って、先に言いなさいよ)
「いや、これって修行か何かなの……?」
そう言うと、マイラは笑い転げた。
ヤルケノ村のお風呂は、私が想像していた日本式のお風呂とはだいぶ違った。
先客の女性たちが、ちらちらと私の方を見て、ひそひそと何か話していた。
「汗が出たら、この香草で体をこするの。ギューギューこすると泡が出て気持ちいいのよ」
「石鹸……みたいなものかな?」
「セッケンって?」
「ああ、いいの。こっちの話……」
「匂いもいいでしょ? 虫よけにもなるんだよ」
(確かに、香草からは森の香りがして悪くない。って、虫よけ?
私、蚊とか苦手なんだけど。この世界に殺虫剤はあるんだろうか)
ともあれ、私は草で腕をこすりながら、日本の温泉を思い出していた。
(大浴場とまではいわないけれど、お湯をためられる小さなバスタブでもあればなあ……)
異世界転生もののラノベのヒロインの定番みたいに、日本式のお風呂をいつか広めたい。
(よし、いつか絶対、この村に日本式の大浴場を作ってやろう)
私には一つ目標ができた。
でも……、蒸気に包まれていると、だんだん体が軽くなっていく気がした。
これはこれでいいかもしれない。
「チグサ、顔がとろけてるよ」
「気持ちいい……」
「でしょう?」
マイラが嬉しそうに笑った。
(ヤルケノ村も住んでみたら、結構いいかも……)
蒸し小屋を出ると、風がひんやりして気持ちよかった。
「チグサ、黒髪がきれいだね。光ってる」
「え、ほんと?」
「うん。フーラの女の子みたいだよ」
その言葉が、なんだか嬉しかった。
翌日はマイラに連れられて村の中を色々案内してもらった。
城壁の中は意外と広く、門の前には広場があり、大通りに沿って、村長の大きな家の他、村人の住居である丸太小屋が立ち並び、そこから小道に沿って、少し小さな丸太小屋が整然と並んでいた。
この村でも富裕層とそうでない人たちもいるのかもしれない。
道端には 飼育されていると思われる鶏みたいなのがいた。の知る姿とは異なり、チャボほどの大きさをしたウズラに酷似していた。
鳥の名前はポポポだそうだ。
家畜小屋もあって、そこには牛ほどある巨大なロバが飼われていた。
「馬じゃなくてロバ? しかもすっごく大きい!」
と驚くとマイラは、『何を驚いてんの? 普通じゃん』という顔をして、
「ボンボラ。見たことないの? 乗れるんだよ。女は禁止されてるけど」
と言った。色々女性に対する差別がキツイ。
他には、丸々と太った巨大なタヌキのような生き物もいた。
「これはなんていう動物なの?」
と聞くとマイラは「ギガド・バルゴン」と答えた。
(ポポポとかポンポラとかいう名前から、この世界の動物には、かわいい名前ばっかり付けられていると思ってたのにこいつだけ凄い名前なんですけど!)
「これもしかして食用?」
尋ねると、マイラは少し悲しそうに視線を落とした。
「ミルクが出なくなったらね……」
どうやら貴重な乳用家畜らしい。
この世界にいる動物たちは、どれも私の前世の記憶とは微妙に異なっている。
もしかすると人間も別の進化をたどってきたのかとも考えたが、人間は同じに見える。
家畜は異なる品種改良がされたんだろう。
「明日、チグサのために村長が歓迎晩さん会を開いてくれるんだって。ご馳走がいっぱいでるよ!」
マイラがうれしそうに言った。
そういえば、これまでの食事は小麦を焼いた固いパンと卵サラダみたいなものばかりだった。
この世界のご馳走ってどんなものなんだろう。
楽しみになってきた。
つづく








