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すうっと、体が軽くなって、一瞬真っ暗になった。でも、細い光が見えた。目が慣れてくると、

僕は辺りを見回した。

えっ!僕が箱に入れられて寝ている。赤いお花と、カリカリが入っている。

オバサンも、いつもの女の人も泣いている…。

「ごめんね、シマ。家族を見つけてあげるべきだったかな。ごめんね。ごめんね」

泣いている…。

それを、お母さんが見つめている…

僕、此処に居るのに…何でみんな泣いているのかな?


そのうち、おじさんが「おいさんが埋葬してあげるよ。シマ、まだ若いのに…何で急いで逝っちゃったのかねぇ。まだ、体が温かいじゃないか…」


僕の体が入った箱は、おいさんの自転車に詰まれて、おいさんの家に向かった。


おかしいな、僕、此処に居るのに…


そうか!僕は透明猫になっちゃったんだ。

だから、みんな僕の事が見えないんだ!


僕は、暫くうろうろとしてみた。

いつもの空き地に行ってみた。何だ!何も変わらない…

いつもの物置に行ってみた。いつもと同じだよ。


でもさ、お腹も空かないし、寒くも暑くも無い。喉も渇かないよ。

へえ~便利~


僕は、暫くこのままの状態でうろうろしていた。

つづく