また「ただいま」って声がして、今度はお父さんとお母さんが帰って来た。

僕を見て、お母さんは「どこから来たの?飼い主さんが探しているのではないの?」と、お兄ちゃんに色々質問をした。

お父さんは、黙っていたけど、僕を見て「飼い主が見つかるまで、泊まっていきな」って言ってくれた。

僕は、暫くここに居るみたい。


夜は、玄関に箱と毛布を入れた、急遽作ってくれた僕の「部屋」で寝る事になったんだけど、夜って怖いし、寂しいし。

ついつい「怖いよ~。寂しいよ~」って鳴いちゃった。

トイレに起きて来たナオちゃんが、「阿里助って名前が良いね」と言いながら、自分のTシャツを僕の部屋に敷いてくれた。

ナオちゃんのにおいがして、少し安心したら眠くなった。そのまま寝る事にした。

僕はその後、阿里助って呼ばれる事になった。これが名前という物らしい。

明日は、どうなるんだろう?