いつものリブログ記事の前に。
Xポストより太陽観測衛星SOHOのお話を載せたいと思います。
これはもう、宇宙大好きな私の勝手な一人の満足の為ですが(笑)
でもね、SOHOは意思を持って、生き抜いている。機械であっても、絶対に
感情がある。そう思うんですよ。。。
~*~*~*~*~*~
返事は来なかった。それでもメッセージを送り続けた。
宇宙で凍りつき音信不通になった衛星を、遠い地球から救い出した、静かに熱い話。
1998年6月、太陽観測衛星 SOHOが沈黙した。
地球から150万km先の宇宙空間。
電力を失い、極低温に晒され、凍りついた。
管制チームは翌日も、翌週も、返事が来なくてもSOHOに信号を送り続けた。
聞こえているかどうかはわからない。
でも、いつか電力が戻ったとき、すぐに気付けるようにしておきたかった。
並行して、チームは世界の電波望遠鏡に頼った。
プエルトリコのアレシボ天文台から、SOHOがいそうなところにむけて電波を発射し、
カリフォルニアのゴールドストーンでその反射波を受信する作戦だ。
通信ではなく、電波を飛ばして跳ね返りを聞く、宇宙を舞台にした壮大なエコー探査。
その努力の末、通信途絶から1か月後、ようやくSOHOは見つかった。
制御を失ったSOHOは、ゆっくりと自転を続けていた。
その回転が、命綱となった。
回転により、SOHOの太陽電池パネルが周期的に太陽を向く。
その瞬間、わずかな電力が生まれる。
少しずつ、バッテリーに溜まっていく。
チームが信号を送り続けること、さらに2週間。 ついに応答が返ってきた。
コンピュータは生きていた。記憶も、基本プログラムも、失われていなかった。
凍りついた沈黙の奥で、SOHOは確かに生き延びていた。
チームはわずかな電力を使い、1か月かけて機体を少しずつ温め、エンジンを解凍した。
そして通信途絶から4か月後、ついにSOHOは復活した。
2026年現在、打ち上げから30年以上が経過した今もSOHOは現役で稼働している。
観測してきた太陽コロナ質量放出(CME)の総数は3万5,000件を超え、
太陽近傍を通過する彗星を5,000個以上発見してきた。
その多くは、1998年の「復活」の後に積み重ねられた成果だ。
SOHOの物語が教えてくれることはシンプルだ。
どんな状況でもチャンスは訪れる。
大切なのは、その瞬間を逃さないために、あきらめずに今できることをやり続けること。
6週間、応答のないSOHOに向かってメッセージを送り続けた
エンジニアたちのひたむきな努力が、SOHOの復活を可能にした。
宇宙の冷たさは圧倒的だ。 しかし人間の執念も、負けてはいない。
~*~*~*~*~*~
チームの執念、きっといつか通じるとSOHOも凍り付いた己の機体を
信じて、自転していたんでしょうね。
何事にも諦めないこと。それをSOHOに教わったように思います、私。
返事は来なかった。それでもメッセージを送り続けた。
— よーん|理学博士のゆるふわ科学解説 (@usephys) May 15, 2026
宇宙で凍りつき音信不通になった衛星を、遠い地球から救い出した、静かに熱い話。
1998年6月、太陽観測衛星 SOHOが沈黙した。
地球から150万km先の宇宙空間。電力を失い、極低温に晒され、凍りついた。… pic.twitter.com/brMBCUrDCJ
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