愛されなおちゃんです
いつも読んでいただき、ありがとうございます
さて、昨日、「なおちゃん流人生哲学」を書かせていただきましたが、
これを書いたのには理由があります。
なぜなら、わたしは、日本人、中国人などの違いはあれど、
ひと1人1人が地球に住む「地球人」だと思っていて、
それぞれが自由にじぶんの思っていることをシェアしていけばいい、
と考えているからです
わたし自身、小さいころから「日本で生きること」の息苦しさを感じていて、
「どこかに行けば、新しい、もっと違った自分が見つかるのではないか」
という思いから、20歳のときから15年間、世界や国内をぐるぐる放浪していました。
しかし、けっきょくは、どこを探しても、旅先で出てくるのは、
オシャレでもなく、スマートでもなく、
飾らない、図々しい、子供らしい無邪気なわたしでした。
「さるかに合戦」で、おむすびを手に入れ「グヒヒ」と笑っているような、
そんな、醜さやあどけなさもたくさん出てきて、
今までは「かっこ悪いじぶん」を認めることができなかったのですが、
この15年という長い年月のなかでやっと、
「この無邪気さも、醜さも、あどけなさも、すべてわたし。
これこそが、わたしなんだ」
ということに気づき、長い長いわたしの「放浪生活」はひとたび幕を下ろしたのです。
そして、訪れた旅先でいろんな「ひと」に救われました。
道案内もそうだし、ごはんをいただいたこともあるし、
ニューヨークでかきに当たり、地下鉄で吐きそうになってゲーゲーえづいていたときは、
じぶんの持っているテッシュをすべて差し出してくれたひともいました。
アジア人がゲーゲーしてたら、「なんかへんな病気うつされるんじゃない
避けられても不思議じゃないのに。
そんな瞬間に出くわすたび、
「あ~、地球はつながってるんだなぁ。ひとつなんだなぁ」と実感させられました。
そして、それを強く実感させられた大きな出来事がわたしにはあります。
それは、2012年の、中国で起きた「反日デモ」です。
中国の主要都市でデモ行進が起こり、
日系デパートが破壊されたり、燃やされたりしている映像が連日ニュースで流されていた
のは、みなさんご記憶にあるのではないでしょうか。
実は、その時期、わたし、
中国にいました。
実は、イギリス留学時代に仲良くなった親友が、四川省出身で、
前から、「一度遊びに来ない?」と誘われていたのです。
ただ上海や香港などと違って、四川省までの飛行機の本数は少なく、
チケット代もかなり高いので、今まで「いつかね~」と先送りにしていたのです。
しかし、今回は、なぜかいつもより安く飛行機のチケットが手に入り、
「やっと会いに行ける
わたしは、よく「行動的だね」と言われますが、
じつはめっちゃ怖がりです
海外に行くときも、外務省の渡航情報は必ずチェックします。
「渡航は控えてください」という文字があがるなかで、
わたしは、「え~っ!? 2ヶ月前にチケット予約したのに、行けないの
と落ち込んでいました。
会社の同僚にも、「行くのやめたほうがいいんじゃない?」なんて心配され、
「行くか行かないか」の決断に迫られていました
そこで、当の四川省の友人に連絡してみたのです。
「わたし、行かないほうがいいかな?ニュースでは毎日、デモのことが上がってくるんだけど?」って。
そしたら、彼女は、
「今起きてることって、政治の話で、私たち個人には直接関係ない話でしょ。
そういうことは上の人たちにまかせて、私たちは楽しみましょ!」
ってメッセージを送ってくれたの
この言葉を聞いて、わたしは「中国に行く」決心をしました。
私たちが目指したのは、「九ざい構」(詳しくはこちら)といって、
時間や天気によって池の水がさまざまな色に変化する、不思議な泉がたくさんある
自然公園でした
今はスピリチュアルスポットとしても有名だそうですが、
わたしは旅行パンフレットでこの場所を見つけて、
「いつか行きたい
中心地からそこまでは、車で7~8時間の道のり
運転は、親友のだんなさんにおまかせし、私はうしろの席で、なんと
爆睡( ´艸`)
寝て、ごはん食べて、また寝る
親友に、「あんた、ここに何しにきたの!あたしに会いに来たんじゃないの
小言を言われるくらい、本当にただただ寝ていました
その中では、「西遊記か!」って突っ込みたくなるくらい、
昔の中国そのままの村が点在していたり、
デカい牛が板にはりつけにされていて、欲しい部位を肉屋に切り取ってもらうとか。
日本で見る「マグロ解体ショー」よりショッキングでした
ここまで読んでいただけると分かると思いますが、
わたしが想像していた、「この日本人め!」という非難はだれからもされることはなく、
そこに広がっていたのは、中国人の人たちの「生活」でした。
それより怖かったのは、帰りの道で遭遇した、「落石」により道路が通行止めに
なったことでした。
よく日本のバラエティで見る、作り物の巨大な石あるじゃないですか、
あれが、道路に「ドカッ!」と落ちてきたわけですよ。
そして、このあたりの落石や土砂は日常茶飯事。
そして、数年前の「四川大地震」の震源地がまさにここ
いつ再開されるかも分からず、日本から持ってきた本を読みながら時間をつぶす
くらいしかない。
親友のだんなさんと、「落石現場を見に行ってみようか?」という話になり、
外に出てみるも、養蜂場のトラックから大量のハチさんが飛び出していて、
そのトラップをくぐらないと先には進めない状態
もう、これは、「地獄絵図」というか、コントでしかなかった
だって、わたしがその時読んでた本なんて、
| 中国なんて二度と行くかボケ!! ・・・・・・でもまた行きたいかも。 (幻冬舎文庫) 741円 Amazon |
ですよ
友達に、「なおこはなんの本を読んでるの
そして、楽しい旅を終えて、帰国日の朝に、
親友のお父さんから、「空港で食べなさい」と言われて、
りんごとパンなど朝食が入ったビニール袋を渡されたんだけど、
牛乳パックが人肌ほどに暖かかったのね。
親友に聞いたら、「なおこがお腹を冷やさないように、レンジで温めてくれたんだよ
だって。
それから、空港までのタクシーを親友が手配してくれたんだけど、
気づいたら、ドライバーのお姉さんに、親友が強い口調でまくし立ててるわけ
どうしたのかな~と思ったら、どうやら、
「この子は中国語分からないんだから、代金とかちょろまかさないで、ちゃんと空港まで
送ってよ!」ってお願いしてくれてたみたいなのね
彼女とバイバイしたあとに、「あなたのこと、心配なのね」って、ことばは分からないけど、
ドライバーのお姉さんから言われて、ふたりで爆笑しながら空港まで行きました。
もし、あのとき、ニュースだけを信じて、旅行を諦めていたら、
親友やその家族との暖かい団らんも持てなかったなあと思って、
「今回、来れて本当に良かったなぁ~
まあ、わたしが行っていた「九ざい構」は山奥なので、めっちゃほのぼのしていた
だけかもしれないけど、
そのあと帰ってきて、火鍋屋さんに入っても、「あっ!日本人だ~。クスクス
みたいな場面もなかったし。
そして、飛行機に乗って成田に着いたら、各局のカメラマン・リポーターが待ち構えていて、
「あっちは大丈夫でしたか?危険なことはされませんでしたか?」と、
飛行機から降りてきた人たちに質問しまくっていました。
でも、その横では、飛行機から降りてきた人たちが顔を見合わせ、「ぷっ
笑いが起こり、とってもシュールな状況になっておりました。
帰国後、さっそく同僚から、わたしの安否を確認する電話が入ったりなどと、
現地と日本の温度差を非常に感じました
ニュースや世界情勢を把握するのは大事なことですし、
じぶんの身を守るための準備も不可欠だと思います
しかし、最後の最後は、「あなたが、何を信じるか」なんじゃないかと思います
だって、「日本嫌い!」ってニュースが流れてるなかで、
わたしは、その国で、おなかを冷やさないようにと牛乳を温めてもらったんですよ
もうそこは、日本と中国の壁を乗り越えて、「あなたとわたし」だったからこそ、
味わえた奇跡の体験だったんじゃないかと思います
もちろん、わたしも、「差別心」はあるし、たまに色めがねで見てしまうこともあるけど、
この地球に集う「おなじ人間」だと思えば、そこから交流はたくさん広がっていくんじゃないか
と思います。
昔からの消えない「憎しみ」はたくさんあるかもしれないけど、
ボーダレスな、この「地球」というフィールドで、さまざまな人と交流したい、
みんなが意見を交換できるようなイベント・コミュニティを創りたい
それが、今のわたしの夢であり、理想です
以上、愛されなおちゃんでした
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
