ページを開いた瞬間に、心をつかまれた一冊。
非遺伝子組み換え、そして固定種に特化した種のカタログブックです。
それぞれの種の特徴だけでなく、背景や受け継がれてきた物語まで丁寧に紹介されています。
固定種は、自家採種をしながらつないでいける種。
毎年育て、また種を採り、次の季節へと手渡していく。
そんな循環を思うだけで、土に触れる時間が少し特別なものに感じられます。
この本の魅力は、種の情報にとどまらないところ。
収穫した野菜を楽しむレシピや、ガーデニングライフを豊かにする読みものも収録されています。
育てる → 収穫する → 料理する → 味わう。
その流れが自然につながっていて、暮らしの中に畑があるような感覚になります。
そして、何より美しいページ。
野菜や豆、唐辛子が図鑑のように並ぶ紙面は、眺めているだけでも楽しい。
コーヒーを淹れて、静かな時間にゆっくりめくりたくなる本です。
本棚に立てたときの姿も、また素敵でした。
背表紙はシンプルで凛とした佇まい。
主張しすぎず、それでいて確かな存在感があって、他の本と並んでもすっとなじみます。
種を選ぶ時間も、ページを眺める時間も。
どちらも大切な、季節の準備。
春に向けて、何を育てようか。
そんなことを考える時間まで、豊かにしてくれる一冊です。
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