たくさんの勇気をいただき、とにかく今できることに意識を集中することにしました。
「目の前のことをとにかくこなす」という感じです。
母を病院に連れていったり、
母がウンチに15分おきに行くので、トイレまでついていったり、
母の薬を薬局に取りに行ったり・・・。
母は一人で立てない状態だったので、
父と姉とわたしでローテーションを組んでやっていました。
自分の生活もあるので、夕食の買い物にも行かないといけないし、
カウンセリングや講演の仕事もしていました。
時間的にはかなり忙しく、分きざみで動いていましたが、それでもなんとかやっていけたのは、
わたしの中で緊急事態宣言が出され、普段出ないような膨大なエネルギーが開放されたからだと思います。
それと同時に、自分の意識の変化も感じていました。
わたしはどちらかというと心配性な方ですし、くよくよ考えてしまう方です。
何か気になることがあると、すぐに頭がいっぱいになってしまうので、
自分の頭を整理するために、自分で自分に問いかけるセルフコーチングをしていました。
そんなわたしが、緊急事態時に不思議なほどポジティブになれたのです。
どんなふうにポジティブだったか・・・というと、
★自分が歩けて、健康だということにとても喜びを感じた。
★「時間は上手くつかえば、いくらでもある」と思えた。
★買い物の途中に、キラキラしたヘアピンなどを見つけると、ときめいた。
たぶん立ち止まっている時間は1分くらいですが、とても充実した幸せを感じた。
その瞬間、時が止まっているような錯覚を感じた。
★歩いている人を見ると、幸せを感じた。
これについては、以前ブログでもお伝えしました。
★人からのちょっとした優しさが、とても心にしみた。
★看護師さんや、友人、まわりの方々など、いろんな人に支えられて、
生かされていることを実感した。
などなど。
近所のスーパーに買い物に行ったら、「母の日」だったので、
レジでこんなプレゼントをいただきました。

いただいた瞬間、またもや感謝が湧きあがってしまって、
「イトウ製菓株式会社さん、素敵なサプライズプレゼントをありがとう!」
とレジ前でウルウルしました。
今でも食べずに部屋に飾っています。
こんなふうに、わたしたちは日常の中でたくさんの愛を受け取っています。
けれど、そこに意識が向いていないと、スッと流れていってしまう感動がいっぱいあるろうな
って思いました。
今回の出来事をとおして、
「人は緊急事態になると、こんな心理状態になるのか?!」ということを、
改めて実感しました。
昨年東日本大震災が起こったとき、たくさんの方が亡くなられ、
住む場所を追われ、避難所生活をしいられる・・・という甚大な被害がでました。
本当に大変な状態の中、被害にあわれたみなさま方の心の支えになったのは、
たくさんの方々の応援や愛のメッセージと、
自分自身が「苦しいこと」「辛いこと」「悲しいこと」に焦点をあわさずに、
「生きていること」「今あるもの」に焦点をあわされたからこそ、
当初の混乱を乗り越えることができたのではないかしら?
と感じました。
想像を超えるピンチの時は、「苦しいこと」「辛いこと」「悲しいこと」に焦点を合わせると、
辛すぎて生きていけなくなってしまうんです。
だから脳は意識のチャンネルを、
ネガティブなものからポジティブなものに変えるんじゃないかな?
恐るべき脳の機能!
「緊急事態には緊急事態に出るエネルギーがある」
わたしの中で、名言が生まれました。
さて、そんなポジティブシンキングで最初の二週間を乗り越えましたが、
母が入院し、どんどん認知症が悪化するのを見ているうちに、
自分でも苦しくなるくらいの不安がいよいよ出てきました。
次回はその不安について、対話した内容を分かち合いたいと思います。
お楽しみに。(^-^)