「理奈…どうだった?」
後日、心配した未来は電話をした。
理奈の声は明るかった。
「ごめん、なんともなかったわ。あははっ!」
でも未来は心から安心した。
「よかったね~」
理奈は
「でもケイゴに心配かけちゃったし…」
「ん?」
「ものすごい動揺してたから少し不安になっちゃったわ」
未来は呆れた声で言った。
「あのねぇ…そんなの彩くんだって動揺すると思うよってか当たり前」
それが未来が考えた答えだった。
きっと喜ばしいことではない。
でもそんなことはみんな知っているのだ。
知らないはずはないのに。
「だけど、今回のことがきっかけって訳でもないだろうけど、来年結婚しようって」
「えぇっ?急展開すぎるでしょ」
「ケイゴ心配性だから、もう理奈の両親に挨拶させてほしいって。」
「理奈はそれでいいと思ってる?」
「いや、……もう二人では決めてたんだもん。口約束だけど幸せにしたい人がやっと見つかったって言ってくれたから。」
「広崎くんってカッコいいね」
「高校の時に知り合って何度も砕けたのに諦めなかったから。純愛かしらね♪」
未来は広崎くんがしてくれた理奈への素敵なプロポーズにちょっと憧れた。
でもこの二人にも本当に色々あった。
だけどそのすべてがお互いが大切に想いすぎていたゆえに起きていたことなんだな。と未来は感じていた。
私は、彩くんになにをしてあげているだろう?
いつも、彩くんに頼りすぎている自分を少し反省しなければいけないなと思った。
「ごめんね、未来。先に結婚しちゃうかもしれないけど…」
理奈が申し訳なさそうに言うので未来は笑顔で言った。
「なに言ってんの?そんなのは関係ないよ。広崎くんに幸せにしてもらいなさいよ~結婚式は絶対呼んでね!」
「当たり前じゃない!絶対来てね!」
理奈は幸せそうな声だった。