部屋に立てこもって、
時系列にして色々な内容を書き出し、
どうしてこうなっているのか、
何が起こったのか。
自分で自分のことを思い出してみる。
たくさん暴れたことは本当だったのか。
いつからこんな風になってしまったのか。
狂暴な自分の一面におびえながらも、
紙に書き出してみる。
ふとおかしいことに気がつく。
携帯の日付が自分が認識している日付と違う。
あの記憶はなんだったのか。
眠っていたのは数時間だと思ったら、
何日たったのだろう。
覚えている内容だけ羅列して書いても、
全く時間が合わない。
自分の記録だとまだ正月明けていないのに、
既に仕事始めを迎えていた。
携帯が壊れているのか。
検索してみる?
いや、この携帯が壊れているのかもしれない。
時報で確かめてみる?
番号が思い出せない。
テレビをつけてみる。
この部屋にはテレビがない。
外の時間と自分の時間が全く違う。
あの夢と同じように、
私の過ごした時間は異なっている。
自分の中では”まだ”なのに、
世間は”もう”先に進んでしまっている。
まるで自分だけ違う世界にいるよう。
時間の流れ方が1人だけ違う。
何が真実で何が夢で何が起こったのか。
それさえ分からなくなっていた。
立てこもりの時間は間もなく壊された。
両親が私を病院へ連れ出した。
訳も分からない中で、
私はクリニックへ連れていかれた。
