幡ヶ谷にある日本動物医療センターに電話をしました。

 

 

電話を切ってすぐにパパが外に飛び出しました。タクシーを路上で捕まえるためです。

 

 

パパ、動物が大嫌いなんです。保護活動は私の趣味として黙認されています。

 

 

猫部屋に入ることもないので、今いる猫の状態も毛色も頭数も知りません。

 

 

走って外に飛び出したパパは、きっと次男君の事を考えていたんだんだと思います。

 

 

たまに首と耳を少し動かす以外はほとんど動かないモフ君をキャリーに入れて、

 

 

5分だったのか、10分だったのか、タクシーが見つかりました。

 

 

幡ヶ谷の病院までは15分くらい。長く、長く感じました。

 

 

 

「どうしよう・・どうしよう、どうしよう」

 

 

その言葉だけが口をついてきました。

 

 

里親さんが見つかって来週お届け予定だったモフ君。

 

 

殺処分のために持ち込まれた愛護センターからねこかつの梅田さんに引き出して貰い、

 

 

我が家に来てからは酷い下痢で脱水と食欲低下、体重減少が続き、

 

 

兄弟の一人は天国に行ってしまったほどの状況から生き抜いた子です。

 

 

あとちょっとで幸せのバトンを繋げるはずだったのに・・。

 

 

猫を幸せにしようと思ってやっているボランティアで猫の未来を傷つけてしまった・・。

 

 

モフ君に対する「どうしよう」

 

 

 

そして、このままモフ君が死んでしまったら次男君の心がどれだけ傷つくかと思うと

 

 

母親としての私は叫びだしたくなる気持ちでした。

 

 

キャンプに毎週行っていた時、よく「お子さんの教育にいいですね」と言われました。

 

 

ミルクボランティアをしているのも、「お子さんの教育にいいですね」と言われます。

 

 

でも、私は子どものためにキャンプもミルクボランティアもしてはいないのです。

 

 

あくまでも自分が楽しくて、自分がやりたくてしていることに

 

 

子ども達も興味を持ってくれて、一緒に楽しんでくれている。

 

 

それで幸せなのは私でした。

 

 

私がある意味勝手にやっているボランティア。

 

 

そこで保護した命の責任は私が負うべきものであって

 

 

子どもに背負わせるにはあまりにも大きな罪でした。

 

 

おこずかいも、クリスマスプレゼントも全て猫に捧げるような次男君が

 

 

不注意で起こした事故。

 

 

その結末が死であったら、私はモフ君にも次男君にもとんでもないことをしたことになります。

 

 

お願いだから生きて欲しい・・そのためにはどんなことでもすると、

 

 

そう願いながらタクシーで病院に着きました。