そして私たちは色々なところに行った。
池袋のサンシャイン通りを歩き、乙女ロードを歩き、アニメイトに行った。
原宿へ行って竹下通りを歩き、クレープ屋さんで何種類かのクレープを食べる。H&Mで洋服を見たり季節外れだが明治神宮へも行った。
二人はその間、一度たりとも手を繋がなかった。
楽しい時間はあっという間に過ぎていった。私たちは新宿へ戻り適当な場所で夕食を済ませ帰りの電車に乗るため駅のホームへ向かって歩いた。
運がいいのか悪いのか、電車が行ってしまった後だったらしく、次の電車が来るのは5分後だった。私たちはホームにあるベンチに腰を下ろした。
「今日はありがとうございました。わざわざこっちまででてきてもらっちゃって」
「ううん、こちらこそ会ってくれてありがとう」
「うん」
遠田さんも私もそれ以上何も話さなかった。
<まもなく電車が参ります。危ないですから黄色い線の内側へお下がりください。>
ホームにアナウンスが流れた。別れの時が来たのだ。
遠田さんはすっと席をたった。
「あのさ」
「ん?」
「お願いがあるんだけど・・・」
「なに?」
「手、繋いでもいいかな」
「うん」
私は遠田さ�