
春の訪れを実感するとともに、私はいつもあることを思い出します。
正確には、「こと」ではなく、犬のことです。

私が初めて一緒に暮らした犬、ポロ。
公園に遺棄されていたところを巡り巡って我が家に来ました。
出会った時は何歳ぐらいだったのでしょう。
我が家には5年ほどしかいなかったのですが、その5年間の最後には既に病院通いが欠かせなくなっていました。
けっこうな歳だったのだろうと思います。
上の写真は病院帰りに撮ったものです。
もう歩けなくなっていたので、抱っこしながら病院に行き、母の車まで戻る途中、ちょっとだけ休憩しました。
春の息吹を感じるために、草むらの感触も味わってもらいました。

この二日後、ポロはお空に帰りました。
お散歩は行かれなくなっていたので、この外出が最後になったというわけです。
重たくて大変でしたが、抱っこして、一緒に暖かい風を感じることができてよかった、泣きながらそう思いました。
毎年、桜の季節になると、ポロを思い出します。
一緒に見た桜は、今年も綺麗に咲いています。
ポロはもういませんが、桜は同じように毎年咲きます。
わあ綺麗、と素直に喜べない私。
でもポロのせいじゃない。
桜のせいでもない。
私がセンチメンタルすぎるだけ…。
今年もたくさん思い出しています。
涙も出ています。
でも、純粋に桜を愛でに行かなくちゃ。
だって私は生きているんだから。
ポロと見た美しさには敵わないかもしれませんが、今日は桜を見てこようと思います。

