舌を頼りに 34年間食べもの絵日記を描き続けている 雑食性サラリーマンです。

 

 

 

 

近場芭蕉紀行1・大垣市

 

 秋になると大垣に行きたくなる。私は、中学生の時に教科書で「おくのほそ道」に接して以来の芭蕉好きだが「おくのほそ道」の結びの地が、私の住んでいる岐阜市のとなりとなりの大垣市で、ここで『蛤の ふたみに別れ ゆく秋ぞ』という句を詠んで、伊勢へと向かったのが、元禄2年(1689年)9月6日(旧暦)のことだからである。

 

 そいうわけで、晴れた休日の朝からJR東海道線に乗り大垣を訪れた。大垣市には、水門川沿いにミニ奥の細道という遊歩道が整備されていて、「おくのほそ道」に収録されている芭蕉の句のいくつかの句碑が、駅の近くの起点から、数十メートル間隔ぐらいで設置されていて、それをたどっていくと結びの地にたどり着くという仕掛けになっている。

 

  起点の「草の戸も住み替わる世ぞ雛の家」の句碑は工事中だったが、ここから散策をスタート。途中、『夏草や 兵どもが 夢の跡』の句碑でちょいとミニ奥の細道を外れて、昼食に向かう。店は朝日屋という、エスプーマかつ丼が有名なうどん屋である。

 

 岐阜というのは、ふつうのかつ丼をつくるのが苦手な土地柄のようで、あちこちに、あんかけかつ丼とかてりかつ丼とか変なかつ丼があるが、数ある変種の中ではこのエスプーマかつ丼が一番うまいと私は思う。ボリュームのある豚肉をラードでからりと揚げたかつを、だしがしっかり効いた泡々の玉子が包む。今回も大満足で店を出た。

 

 ミニ奥の細道まで戻り、散策を続け「奥の細道結びの地記念館」にたどり着く。300円払って入場して、「おくのほそ道」を読み返して、少し引っかかっていたことを確認する。帰りは大垣城を見学しがてら別の道で大垣駅まで戻る。充実した秋の休日だった。

 

 

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