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やがて車は、海沿いの道路にある、
リ ゾート風の一軒のカフェへと入った。
車を止めて、2人で砂利道を歩き。
ガラスのドアを開けると、
口ひげを生やしたマスターがこちらを見た。
『いらっしゃいませ』
人もまばらで心地の良い空間が広がっている。
好きなところへどうぞと言われ、あたし達は海が一望出来る
カウンター席に腰を下ろした。
『ビール飲みたいところだが・・・・。ノンアルコールで我慢するか』
『あたしが運転出来たら良かったのにね』
『由香は助手席に乗っていればいいよ』
尾崎さんの、こういう何気ない発言が好き。
ずっとそばにいてもいいよって言ってくれてるみたいで。
尾崎さんの横顔を見ながら、あたしは少しだけ微笑んだ。
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