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沙希のマセラッティに乗り込んだ時は、
もう5時を過ぎていた。

先ほどの自体が現実か夢なのか分からず、
頭がボーっとしていた俺は、発する言葉も出ない。


『ちょっと、神尾さん。』

『あぁ?』

『どうしたのよ、さっきから。』


俺が気分を悪くしていたと思っていたのか、
沙希の声がどことなく曇っている。


『うん・・・。なぁ、沙希。』

『え?』

『どうしておまえは、俺にあそこを紹介してくれたんだ?』

続く

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