先生は、あくまで
いつもの“先生”口調だった。

こないだの、一緒におうちで
楽しく 朝ご飯食べていた先生は、
もうどこにもいなかった。


ミヤ先生の淡々とした声が、
なんだか自分の気持ちを
踏みにじられたような気がして、
ケータイを握りしめながら
涙がじわりと出てくる。

泣いているのが
バレるのもイヤだったし、
あたしはそれ以上何も言えなかった。


『・・・・・・。』

『・・・・じゃあ、また明日学校でな。』


先生は一方的にそう言うと、
プツリ、と、音が途絶えた。



待望の電話だったのに。



その電話で、
奈落の底に突き落とされた気分だった。

続く

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