その日は、朝からすごい雨の日だった。

彼氏・淳からの呼び出し。


電話から既に
何かを含んでいたテンションに
嫌な予感を感じつつ、
待ち合わせの10分前に、
マックのガラスの扉をくぐる。

待ち合わせ時間から
5分遅れて、姿を見せた淳。


遠慮がちに席に着いて、
しばらく下を向いていたけれど、
やがてモゴモゴと小さな声を出した。



『・・・舞の事が嫌いになったんじゃない。
 ・・・・・だけど、舞よりも好きな人が出来た。』


『・・・え?』


最初のほうは、
よく聞き取ることが出来なかった。

だけど多分、
そう違わないニュアンスの言葉だったと思う。



雨のせいか人気のない
駅前マックで、席に着いて7分。



いきなりこんな別れの言葉を切り出され、
息を呑んでいるだけで、
言葉の出ないあたし。



たったこれだけの会話で、
あたし達の
2年間の付き合いは終わった。

続く
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