普通の先生っぽくないところが気になり始めて、
週に3回の英語の授業が密かな楽しみになった。


授業が、というよりも、
先生に逢えるのが楽しみになっていた。


ミヤ先生は、自己紹介では冷たいと言っていたけれど、
授業の教え方は上手だったし、楽しかった。


生徒の子供みたいなヤジにも
冗談で返す余裕があるあたりが大人の男性っぽくて、
女子生徒からも人気があった。



とはいえ、あたしには
ちゃんと彼氏がいた。


友達の紹介で知り合った、大学生の淳。

あたしの初めての人。


だから先生のことを
いいなとは思っていたけれど、
恋愛したい、とか、好き、という
感情は抱いていなかった。


・・・・と、思う。(その時は)





その状況が一転したのは、
3年生になって、
3ヶ月ちょっと経った、初夏だった。

続く
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