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学くん達が、大きなバナナボートを
持ってきていたので、みんなでそれに乗る。
『由香ちゃん、しっかり掴まって。』
学くんがさりげなく
あたしの手を握ってきた。
今まで感じたことのない嫌悪感に、
思わず、手を引っ込めるあたし。
『・・・だって、危ないだろ?』
学くんは、少しムッとしつつも、
あたしの後ろに乗って来たので、
釈然としないまま、それを受け入れるあたし。
(なんだかちっとも楽しくないなぁ・・・。)
しばらく4人で遊び、
そろそろ戻ろうと言うことになり、
先に理恵と剛くんがボートから降りた。
その時。
あたしが降りようとすると、
後ろに乗っていた学くんが
耳元で囁いた。
『由香ちゃん。
今夜、ホテルの裏口で待ってるから。』
えっ・・・・・。
固まるあたし。
学くんは、ニヤっと笑い。(←偏見)
ボートを降りて、陸へ向かう。
そ、そんなヤバい誘い、行くわけないだろー・・・。
せっかく望月さんに
近づこうと思ってたのに・・・。
かなり嫌な気分で隣を見ると、
理恵と剛くんが、
仲良さそうに泳いでるところが目に入った。
・・・理恵のバカ・・・。(←八つ当たり)
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