父はDIYが趣味だった。

まあ、昔はそんな言葉もなかったからいわゆる「日曜大工」ってやつ。


さらに電気工学科の先生でもあったので、電気系統にも詳しく、我が家は父のDIYによりいろんなところのスイッチやら電源やらが改造されていた。


もちろん父が生きている間は生活がより便利になるように改造されるわけだから良かった。

困るのは父亡き後である。


母は一人でその家に住む。

しかもどうなってるかもわからないので、壊れてもどうしようもない。


それでもなんとか私が帰った時などわかる範囲で電池交換したり見て直せるものは直したりしていたわけだが、もちろん私にもわかないことがたくさんあった。

それでも住んでいる間は何とかなっていたし、毎日見ることができるのでよかった。



しかし今は、基本的に空き家なのだから極力電源は抜きたいし、片付けたい。

ガタガタと配線を抜いたり弄っていたら、ついにその部屋の電気がつかなくなってしまった。


おぃーーーーー。困るんですけどぉーーー。

と、叫んでも誰もいないし…………



考える気力をなくしたため試合終了。


はぁ、どうしよう。

さすがに部屋の電気がつかないと片付けするにも不便なのでなんとかせねば。


家のDIYはせめてわかりやすく、そして捨てやすくするべきだなとものすごーーーーーーく感じた。


無駄に(いや無駄じゃなかったんだろうけど)ネジで取り付けられた家具や配線。

電化製品を無理やり壁に付けてみたり……


勘弁してください…………