主人の鬱病がわかってから、私はとにかくまず第一に生活の手段を考えた。病気のことよりも…

というのも、心療内科に関わっていただけに、鬱病の知識はありあまるほどあったのだ。
でも、知っていたのはあくまでも病態であって、実際問題は何もわかっていなかったことに今更ながら気づかされた。
仕事として関わっていた時はやはり他人事だったんだとわかった。
鬱病の患者が一日中家にいる生活。収入が突然なくなるという事実。それでも生活していかなければならない現実。

仕事で鬱病患者さんに家族が必死で寄り添い、そしてお互い潰れていくパターンを知っていただけに、私はとにかく生活を第一に考えて、主人のことは病院に任せようと割りきることにした。

いろいろな掲示板など、本当に親切な人はいるもので、見知らぬ私の相談に耳を傾け情報をくれる方々。そこで、私は初めて傷病手当てというものを知った。

とにかくその申請をしようと、すべてのやる気を失っている主人の背中を押して、何とか生活のためだと説得し手当ての申請を進めた。

傷病手当てはその後退職しても継続可能なので本当にありがたかった。その間、失業手当も療養中ということで延長ができるので、その手続きを行い、ようやく生活していく希望がもてた。