ダンス! | ゆるりん坊主のつぶやき―塩田妙玄

ゆるりん坊主のつぶやき―塩田妙玄

猫は一日中、寝てるんじゃなくて
瞑想しているそう・・・・・
極意を伝授して欲しい・・・・・

妙庵も見てね
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チーム福島の

ダンス、亡くなりました。

 

 

ダンスは私たちでさえ、あまり姿を見ることがなかった

ボヘキャット(ボヘミアンキャット=家庭内ノラ)というよりも、

真性の「触れない猫」でした。

 

 

猫が嫌いで、人間が怖くて、いじめられるので、

真ん中のシェルターに長い間、同じいじめられっ子のわさびと一緒にいました。

とはいえ、お互い仲良いわけではなく・・・・・・

 

わさび亡き後、このシェルターにいつも一人でいるように。

シェルターの扉を開けても特に外に出たがることもないのですが、

たまに外に出てもすぐにシェルターの小箱に戻ってきていました。

 

いつも小箱の中で息をひそめているか、一番高い天井にいるので、

治療が必要なときは、かわいそうですが網を使って大捕物です。

 

 

ここ1年半、ほとんど食べないようになり、

愛さんが手を替え、品を替え、いろんなものを出すのですが

それでも、ほんの少ししか食べない。

そんな日々を送っていました。

 

1匹でこんなに広いシェルターを占領されると、正直困るのですが、

ダンスは他の猫を入れると何日も小箱から出て来なくなるのです。

 

 

この1年。点滴も注射も、病院も、いちいち追い込んで、怖がらせて

しないとならかったので、いよいよダンスがさらに食べなくなったときから

一切の治療をやめました。

 

 

ご飯がマグロの刺身だけは食べたので、

ダンスだけは毎食マグロ。

 

 

それでも食べてくれるならいいのですが・・・・・。

 

 

マグロも食べなくなってから

徐々に衰弱するので、落ちてもいいように

愛さんがふとんを敷き詰めます。

 

ダンスは人が近づくと、すごく怖がるので、

写真もほとんど撮りませんでした。

 

 

末期にはふとんをめくると・・・・・

 

奥にダンスがうずくまっています。

 

まだちょびっとだけ食べていたので、

せめて点滴できたら、少しは楽になるのでしょうけれど

こんな状態のダンスを追い回すのも、どうにも辛くて・・・・・・

 

 

愛さんと早く逝けたらいいのに・・・・。

と、そんなことを祈っていました。

 

 

最後はひっそりと静かに息を引き取っていました。

 

 

ダンスのような子は、施設のようなたとえ広くても多頭飼いの場所は不向きです。

かと言って、家庭でボヘキャットにもなれません。

 

 

福島の事故のときに、ダンスも捕獲機で原発地域からレスキューされたのですが、

ベテランの預かりさんも手にあまり、相談を受け愛さんが引き取った子です。

 

 

いつも愛さんと話すのは・・・・・・・・

「なんで、こんな猫も人も嫌いな生粋のノラを捕獲するのだろう」と。

 

ダンスは死ぬまで、どの猫にも人にも

近寄ることさえしませんでした。

 

 

この施設では猫が自分が暮らしたいスタイルを、ある程度自分で選べる場所なので、

ダンスのような猫を見ていて思います。

 

 

このような子はその子がいた場所でリリースしても、よかったのではないかと。

 

 

長生きできないから、かわいそう。

保護したから長生きできた。

 

 

それは人間の視点なのだなぁ。とダンスのような子を見ていて思います。
 
 
2011年から長くお世話したのだけど、食べ物だけは
皆さんからいただいた美味しいものをたくさん並べられて、
「ご飯だけは良かったにゃ」・・・・・・って、思ってくれたら嬉しいなぁ。
 
 
加藤茶さんと志村けんさんのヒゲダンスから、愛さんが命名したダンス。

 

今頃は施設の虹の橋バージョンには行かなくて

どこか自由で、一人で安心して暮らせる場所にいるんだろうなぁ・・・。

 

 

偏食のダンスに美味しいものをたくさんありがとうございました。

 

 

ダンスに合掌