福島からのレスキュー猫・くろ
亡くなりました。
クロの正式名称は「おかえりちゃん
」というのです。
里子修行をしたのですが、
「声が大きい。なつかない」
という理由で、施設に帰ってきたのです
愛さんが「お帰り!お前はもともと声が大きいんだから
、しかたないよな。もう、どこにも行かなくていいぞ。
名前は「おかえり
」にしよう!」と命名したのです。
もともと、福島からレスキューされてきたときも
、一般の預かりさんのお宅に行ったのですが・・・・
これは・・・・・・



というくらい、
声がでかい・・・・・

これでは、普通の住宅で暮らすのは無理です。
今の施設の70メートルくらいのところから、
すでにクロの声が
聞こえます。
民家がないから響くのもあるのでしょうが、
とにかく雄叫びを上げて
、1日中ご飯を催促するのです。
ですが、重症の溶血性貧血のクロは、
食べても食べてもガリガリです。
福島の子たちは、どの子もものすごくご飯
を食べるのですが、
クロは特に大食いの上、ちゅーるやお肉、お刺身といった高価なものが好物で、やりくりが大変でした。
ですが、「生きてるのが不思議?
」というくらい数値も
悪かったので、とにかく、食べられるうちは・・・・と、
頑張りました。
ガリガリで身体に脂肪がついてないから、とにかく寒がるので、
冬
には日中も暖房が必要。入れても入れても灯油がなくなり

暖房費とクロが震える姿との葛藤の日々でした。
下痢もひどく
、水道の蛇口をひねった如くで、
これまた、毎日毎日こすり掃除と洗濯の日々。
お部屋でようすを見ることができる子は、オムツもできますが、
シェルターなどふだん人がいない場所では、
オムツがずれたら足をとられて危険です
薬を飲んでくれると下痢も緩和されるのですが、
これまた飲まなくなり
、何度も何度も、
シェルターにトライに通う攻防戦でした。
最後はまさに「急変」です。
あんなに大声で1日中ご飯を催促していたのに、
ピタっと声が出なくなり、同時にご飯もピタっと
食べなくなりました。
それから2日。けだるそうながら最後まで、自分の好きなところに、もぞもぞと移動し、小箱の中で昏睡になり、
そのまま静かに逝きました

大声で、水下痢で、なつかない。
このような子は、一般家庭で預かるのは無理があります。
お世話は本当に大変でしたが、
くろ、お世話させてくれて、ありがとう

今頃、天で
言われているね。
「お帰り!おかえりちゃん
」って。
みなさまからの良質のご飯、ちゅ~るを一番食べた子でした。
また、いただいた敷物・ベットが本当に活躍してくれました。
ご飯をいただけました分、施設では砂や暖房費・お肉を
買うことができました。
みなさんが支えてくださったクロの一生。
クロの昏睡前の最初で最後の、
皆様への言葉をお届けします。
「ありがとう」
私からも、皆さま、ありがとうございました
できることはやったので、悔いはないです
クロに合掌
妙玄
