一般的には植物よりも知能を持つ動物のほうが進化しているように思われているがそうではない。
動かない道を選んだのは別の知恵の使い方があったからだ。
長い間捕食動物で多くの動物と接してきた野人でさえ、動物よりも植物から学んだ知恵のほうが圧倒的に多い。
地上の動物で最高の知能は人間であり、雑草と呼ばれるように植物は動物の下に見られている。
植物社会は人間社会で言うなら最高齢の縄文杉を社長に、樹齢数千年の取締役、数百年の管理職、その他の樹木や草が社員で、創成期を支えた社員、海の藻類はいまだに無傷のまま健在で、地上の酸素供給に欠かせない。
すべての動物は、彼らのパート社員のようなものかも知れんな。
科学は多方面に伸びたが、最大の関心は「健康」「不老長寿」。
その分野の医学の研究結果は言わずとも現状が物語っている。
病気になってからの対処療法、延命処置ばかりで、健康維持や病不調の完全復元には歯がまったく立たない。
長く生き残る、子孫を残すということにすべてをかけて道を選んだ藻類、その形が樹齢数千年の樹木だ。
古代の人達はそこに聖霊を感じて敬った。
今も藻類で地球の全ての生命を支え、空高くそびえて生き物を見守る大樹。
その大木を切り倒すのは地球上では道具を使う人間だけだ。
木はさぞかし眉ではなく枝をしかめて眺めていることだろう。
多くの生き物が迷惑するのだから、人間を育てた事を悔やんでいるはず。
すべて切り倒されてもその存在はビクともせず、時が経てば必ず復元するが、その邪魔をするのは地球上で人間しかいない。
学門では、動物の知恵は体重に対する脳みその重さに比例するとされるが、木のノウミソなどいまだに見たことがない。
あればとうに試食している。
脳機能がなくとも地球のすべての動物から頼られ必要とされている植物。
最も優れた脳機能と自負する人間はどうかな・・
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