90歳のむ~母から電話があった。
またコケて負傷したようだが、昨年秋もコケて一回転、負傷したばかりだ。
相変わらず野人エッセイすみたいに前置きが長く
ええ~い早よ言わんか
・・と言いたくなる。
結局・・詳しい状況がわかったのは1時間後だった。
「母ちゃん・・怪我の具合は」「怪我・・」
何回聞いたか覚えていない。
耳が遠くなったのか聞こえないフリしてるのか・・
今回は、外出の際めまいがして、玄関の敷居につまずいてコケたようだ。
どのようなコケ方をしたか覚えてなくて気付いたらコンクリートの上に仰向けだったらしい。
前回と同じく、痛くてしばらく動けなかったようだ。
ビテイコツ
をしこたま打ったようで、家に入り前回同様「湿布」を「両ケツ」に貼り付けた。
安静にしていたのかと思えばまだ先があった。
初志貫徹、そのまま図書館へ出かけたらしい。
頼んでいた本が届いたから、徒歩10分、バス15分、徒歩7分の図書館まで行った。
バス停で声をかけられ、小指から血が流れているのを知った。
その人は親切に近くのコンビニで購入したバンドエイドで手当てしてくれた。
この後がまた面白い。
野人と同じセーカクで、昨年まではバスを待つのが嫌いだから30分以上歩いて図書館へ通っていたが、無料チケットがもったいないので今は仕方なくバスを待っている。
しばらくすると・・目の前を通り過ぎた人が頭を下げて会釈した。
「今時 礼儀正しい人よね~」・・見知らぬ人なのに・・
しばらくして・・
「あ・・先ほどの人だ!」と知り、駅の構内まで追いかけてあらためて礼を言ったらしい。
「母ちゃん・・手当てしてもらったのは何分前だ」
「30分・・いや 5分くらい前」
「それで・・顔 忘れちゃったのか?」
「あんただって似たようなものでしょうが~」
ボケていない、親子共々大昔から変わらないと・・言いたかったのだ。
野人親子は相手の顔をよく見ない・・
そのまま図書館へ行き、本を借りたようだが、毎週借りているのか聞くと・・
詩吟の練習が2週間に一回あり、会場の隣が図書館だからついでに本を借り、返却期限が2週間だから合理的で丁度良いのだと高らかに笑う。
今回もシビンが主目的で、図書館はついでのようだが・・
「母ちゃん、毎月2~3冊も読むのか・・?」
「バカねえ・・ついでだから一度に3冊くらい借りるのよ~」
「・・・ 凄まじい~ついで だな」![]()
毎朝1時間かけて新聞を読み、スーパーの特売チラシが大好きなのに趣味は短歌に芥川賞、直木賞受賞作に世界文学 ・・ ブランド志向 ・・・
12年間続いた雑誌の連載エッセイもそうだったが、野人エッセイにイチャモンつけるの衰えないはずだ。
雑誌はあげると言うのに毎回本屋で買ってチェックしていた。
何年間も本や新聞雑誌などまったく読んだことがない野人は対抗出来ない。
何しろ比較対象の相手は芥川直樹君なのだ。
5歳若い短歌の先生が先に死んじゃったので、短歌に行けないことを残念がっていたが、コーラスは相変わらず2週に一回行っている。
気絶するほど痛かった割にはピンピンしているからとにかく良かった・・
「母ちゃん 得意の受け身が無意識に出たんだなあ・・」
「そうなのよ~ あははははは~~
フォークダンスで益々磨きがかかったからねえ」
高らかな笑いと共に母は元気良くフォークダンスへ行った。
フォークダンスへは毎週通っている・・らしい。
ダンスも詩吟もコーラスも・・
先生方の年齢は知らないが、母より長生きしてもらいたい
む~母コケて一回転・・1
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む~母コケて一回転・・2
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母弱る
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本を読まなくなった野人1
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本を読まなくなった野人2
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