鳥と虫が集まる協生農園 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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サクランボに囲まれたナスとシシトウ ジャガにネギ パセリ
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ムー農園の仕組みは何度か紹介したが、虫や鳥が集まる構造になっている。

まあ農業の常識とは正反対の方向だろう。

農園施工時に野人の農園設計図を見た地主さんの最初の言葉は・・

「畑にこんな詳しい設計図なんて初めて見た」だった。

次の言葉は・・

「これじゃその辺の虫や鳥が全部集まって来る」だった。

野人は「それが最大の目的」と答えた。

「一反に300本の樹木は果樹園にしては極端に多すぎるのでは?」と言ったのも無理もなく、果樹園ならせいぜい30から40本だろう。

「誰が果樹園にすると言った? 正真証明の野菜畑だ」と言うと彼の理解を超えた。

耕さない、石灰も堆肥も肥料も薬も使わず、草も虫も鳥もスタッフだから大切にすると言うと、「精神的な趣味の畑だなあ」と言う。

「いや、これは物理農法で通常の10倍以上の生産が目的だ」と答えたら、野人は怪人扱いされてしまった。

かいつまんで理論を説明したのだが理解は難しい。

しかし最後に、「もしこれが上手く行ったら世界の農業は変わるかも・・」と心意気には理解は示した。

「あまりにも正反対だから既存の農家は絶対に無理だろうな・・」とも。

農業何百年何千年の歴史の中で、今さら草や虫や鳥達とお友達にはなれない。

草を大事にする自然農法はともかく、あえて虫や鳥を集めようとする人はいない。

野人は数千年の世界の常識を覆そうとしている。

食糧の要である農業の手法は今のところ微動だにしない。

しかしこの協生農法を、業として成り立つ農法として世界に広めたい。

さらにこの農法の元となる協生理論をあらゆる分野に活用したい。

多くの矛盾は文明の歪から生まれ、苦しむ人は大勢、物言わぬ動植物も同じだ。

人を含めてすべての生き物が住める世界こそ地球ではないだろうか。



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