野人の「野草粥」 七草不要 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

上 ナズナ ヨモギ ノビル  下 ハコベ セリ

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五草粥
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七日は春の七草粥の日だったが、日にこだわるわけでもなく野草粥はたまに食べている。

七草については解説するまでもないだろう。

野草粥は食べる日や組み合わせにこだわる理由は何もない。

今は「七草粥セット」が商品になる時代だが野人には違和感がある。

ハウス栽培などで商品化しても、七草粥を食べる行事としては良いのだが、本来の目的は果たせないだろう。

本質を知るということは、七草を「何の為に食べるか」であり、それはみな知っているようだ。

にもかかわらずそちらの方向へはなかなか向かわない。

七草粥の目的はあくまで「野生の活力」だ。昔の人はそれを知っていた。

冬野菜が少なかったこともあるだろうが、人が育てた野菜よりも生命力が強かったからだ。

農業の歴史は古く、古代より大地を耕し、肥料は用いていた。

育てた野菜よりも野草のほうが整腸作用などの効果が高く薬草としての力を認めていた。

「食糧 食べやすさ」の野菜と、薬食を使い分けていたのだ。

言葉で理解すれば、「一月七日に七種の山菜粥を食べる」と言うことになる。

本質を学べば、「体調を整えるのは野草が一番」と言うことになる。野人流学問のススメ・・・

まあどうしようが個人の自由だが、犬だって猫だって体調が悪い時は普段食べない「生草」を食べるが、それは一月七日に限らない。まあ人間よりも本質を理解しているようだ。



野人は土壌に関与せず野菜を育てないムー農園を作った。野菜も野草も同じ植物なのだ。

薬食としての効果は、鈍い野人よりも食べた人のほうが敏感だ。

農園の野菜はどれも「薬食粥」としての役割を果たすが、いつも食べているから今回は趣向を変えて「野人流野草粥」を作ってみた。

使った野草はすべて農園に生えている草で、ノビル、ハコベ、ナズナ、セリ、ヨモギだ。

語呂合わせで7種にこだわることもなく、これで十分だ。

7草に入る草はハコベ、ナズナ、セリの3種、ゴギョウやホトケノザはそう旨いものでもない。スズナ、スズシロはカブと大根で普段食べている。

身近な草ではノビルとヨモギが生命力が強く薬草としては抜群だろう。

味付けはコブにカツオに干しシイタケだしと海水塩。

旨いなあ・・・これ以上元気になったら困ることだってある・・

これぞ野人流「春の五草粥」、別名「五体満足粥」だ。