一人ぼっちのハゼの紅葉 | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

野人エッセイす


他の葉はすべて枯れて落ちているのに一枝だけ頑張っているハゼがいた。調べてみたのだが何故この枝だけ頑張っているのか結局わからなかった。物理的な理由はないようにみえるのだが、成るべくして成る森羅万象は必ず理由があるのだ。自然界にはまだまだ野人にもわからないことが多い。こうなったらこいつに聞いてみるしかない。意識を集中して問いかけてみた。まず、「君の名は?」と聞くと、恥ずかしそうに紅葉して「ハゼ・・・」と答えてくれた。気分を良くして次に、「何故お前だけ頑張る?」と聞くと、「ハゼ・・・」と・・同じ答え。それくらいは聞かなくてもわかる! 「またな・・頑張れよ」とその場を去ると、背後からまた「ハゼ~~・・」と挨拶が返って来た。頑張れハゼ野郎。