野菜の生命力については前5編で述べてきたが、肉や魚などのタンパク質の生命力との違いは、1次と2次エネルギーの違いと考えれば良い。食物連鎖の始点は海の藻類であり、陸は藻類が進化した植物だ。藻類は植物プランクトンから海藻、植物はコケなどの地衣類から植物へと進化した。植物プランクトンを動物プランクトンが食べ、小魚、大魚、最後はサメに行き着く。植物は昆虫類や鳥や草食動物が、最後は肉食動物がそれらを捕食する。食物連鎖の頂点にいるサメや肉食動物は増えすぎた大型魚や草食動物を調整している。エサが少なくなれば当然それらの数も減る。そして元の藻類や植物の養分となって循環して地球上の生物のバランスはとれている。今の科学は細胞を形成する養分中心で、生物の主体である生命エネルギーの解明が出来ていない。だから単純に成分のみを抽出したサプリなどの健康補助食品が重宝されるのだろう。普通に食べていれば本来そのようなものは必要ない。食べきれないほど周年食べて不足するのは明らかにおかしいのだ。原因を究明せずして補充してもザルに水を注ぐようなもので同じ事。病は気からの言葉どおり、気が不十分だから細胞もおかしくなる。地球上の生物は藻類や植物が海水や大地から生み出した電子エネルギーの「気」と「養分」を一体として摂取している。生命エネルギーが正常で養分とミネラルのバランスがとれる。正常でなければバランスは壊れ、不自然な異物となる。それらは真っ先に地球上から排除分解される運命にある、それが森羅万象だ。それに立ち向かうことほど愚かな事はなく、勝てるはずもない。努力して守り通したとしても、そればかり食べ続ければ細胞に異変が生じるのは当然のこと。理に適ったものかそうでないかその答えは自分の体が示す。異変が生じて医者の世話になるならそれが答えだ。
医者は病気をなくすことは出来ない。病気は本来自分の責任なのだ。
地球上では直接エネルギーを生み出す植物、特に樹木の寿命が極端に長いのは、強烈な生命エネルギーとシンプルで頑丈な体を持っているからだ。次に長いのが草食動物、一番短いのが肉食動物だ。食物連鎖はともかく、エネルギー代謝からすれば当たり前のことだろう。数時間、数ヶ月しか寿命のない微生物や昆虫類、1年草などは短期に循環する事でその役割を果たしている。樹木や多年草は根を張り、生物の住処や木陰を作る。寿命の短いものは土壌を形成する役割がある。1年草がなければ土壌は出来ない。木の葉だけでは不可能だ。ふかふかの落ち葉の場所に微生物は多いが草は少ない。1年草が土壌を耕し、柔らかく、かつ崩れないような土壌を作る。さらに根を枯らすことで土壌に空気穴と養分の元を残す。それを素早く分解するのが微生物であり、何処にでもある雑草が最も重要な役割を担っているのだ。昆虫や鳥や動物類はそれらを助ける事で自らの生命を保つ事が出来る。この仕組みの中で、人はどのような役割を果たしているのだろうか。時には足元を見て考えて見ると良い。それが自らの健康や地球環境維持への近道だと思うが。