農業は天候に左右されます。
ムツ牧場は零細牧場ですが、だからといって天候は特別な扱いをしてはくれません。

7月に入ると牧草の採草シーズンに入りますが、
日の光を充分に含み、乾き切った状態が何より一番、
いつもそう願って作業に取り組むのですが、
天気予報はあくまで予報、確報ではないつらさ、
時にひどい目に会います。
刈り取った牧草は、突然の雨だからと、
あわてて取り込める量ではありません。
空を仰ぎ、ため息のあとに目をおおうしかありません。

私など、何一つ手助けは出来ません。
ただ天候の回復を願い、実務の担当者である津山の心痛を思うと、
下手なねぎらいも口に出来ずに、とまどってしまいます。

これから一ヶ月余り、そんな日が続きます、
出来得れば草地に束ねられた、
あのさわやかな乾草の香りに満ちた日々でありますようにと祈っています。

                畑 純子