幸福の条件 ~武者小路実篤人生論集~  | 書評無情の響きあり。

幸福の条件 ~武者小路実篤人生論集~ 

幸福の条件


武者小路実篤人生論集〈第4〉幸福の条件 (1966年)


先日法事で帰省した際に、実家の本棚に見つけ

持ち帰ったもの。


白樺派の代表的文人である武者小路実篤が

人生を実り多く生きていくための示唆を記した

人生論集 全5巻のうちの一冊(らしい)。


本書では「幸福について」、「道徳論」を展開。


・人が幸せに生きるためには。

・道徳はなぜ必要なのか?

というテーマを論じているが、いずれも内容は

現実に即し平明で自然、いわば当たり前のことを

述べている。これは当たり前の難しさというものが

存在する証であろう。


印象に残った箇所を2点

「幸福を感じるのは、自分が大きな愛につつまれていることを感じるときに

起こる感じである。一人一人の人間に愛されているというよりは、神とか、

天とか、自然とか、真理とかに愛されていると思うほうがやや正体に近い。

何かの為に役に立っている、何かに愛されている、恵みを受けている。

こう言う感じが幸福を味わわしてくれる。そう素直に感じられるだけの素質と

心の用意が必要になる」


「世の中には人生の妙味を考えたり、感じたりする必要なしに生きている

人が多いのは事実かと思う。人生と縁のない生活をして一生を終わる人

がいかに多くあっても、僕は人生をしみじみ味わって、まちがいのない

生活をしてゆきたいと思っている。何とかしてこの世に満足し感謝して

生きてゆき、また死んでいきたいと思っている。」


少し長くなりましたが、万物への感謝、人生観 という点で

共感を得たので。 (日々なかなか実行&意識できていませんが、、)

壮大なテーマな書で、書評まとまりないですが

新年一発目ということでお許しください、、、