幸福の条件 ~武者小路実篤人生論集~
先日法事で帰省した際に、実家の本棚に見つけ
持ち帰ったもの。
白樺派の代表的文人である武者小路実篤が
人生を実り多く生きていくための示唆を記した
人生論集 全5巻のうちの一冊(らしい)。
本書では「幸福について」、「道徳論」を展開。
・人が幸せに生きるためには。
・道徳はなぜ必要なのか?
というテーマを論じているが、いずれも内容は
現実に即し平明で自然、いわば当たり前のことを
述べている。これは当たり前の難しさというものが
存在する証であろう。
印象に残った箇所を2点
「幸福を感じるのは、自分が大きな愛につつまれていることを感じるときに
起こる感じである。一人一人の人間に愛されているというよりは、神とか、
天とか、自然とか、真理とかに愛されていると思うほうがやや正体に近い。
何かの為に役に立っている、何かに愛されている、恵みを受けている。
こう言う感じが幸福を味わわしてくれる。そう素直に感じられるだけの素質と
心の用意が必要になる」
「世の中には人生の妙味を考えたり、感じたりする必要なしに生きている
人が多いのは事実かと思う。人生と縁のない生活をして一生を終わる人
がいかに多くあっても、僕は人生をしみじみ味わって、まちがいのない
生活をしてゆきたいと思っている。何とかしてこの世に満足し感謝して
生きてゆき、また死んでいきたいと思っている。」
少し長くなりましたが、万物への感謝、人生観 という点で
共感を得たので。 (日々なかなか実行&意識できていませんが、、)
壮大なテーマな書で、書評まとまりないですが
新年一発目ということでお許しください、、、
