地下鉄(メトロ)に乗って | 書評無情の響きあり。

地下鉄(メトロ)に乗って

浅田 次郎
地下鉄(メトロ)に乗って

浅田次郎と言っても正直「鉄道員(ぽっぽや)」しか接したことなかったが、

キッカケをもらい読。

“すべての地下鉄通勤者に捧ぐ”(ワタシは違いますが、、、)という言葉で

はじまり、地下鉄駅の階段を上がると、そこは三十年前の風景、、、 

という展開の作品。

読後感は

父と息子の確執、母と娘の愛、家族のあり方、結末が見えない恋愛、と

重いテーマばかり盛り込まれているにも関らず、

何となく爽やかで、かつ ほんのり温かい。

“タイムスリップ”というファンタジックな要素と 人の心が通った古きよき

“ニホン”とそんな時代の心を持った登場人物を巧みに描いている故?

これが浅田ワールドなのだろうか。

読み手により心に残るものも大きく違う作品と思うが

ワタクシの場合は クライマックス?で この曲  がバックに(アタマの中で)

流れてきた(少しロマンティック過ぎるか、、、)、

とにかくすっかり感情移入させられてしまい、

本作映画 はもちろん著者の他の作品も是非読んでみたいと思うものであった。


以上。