ものまねを
覚えようとしたした時

まず
自分の声に近い人をさがした

声は
口の中で共鳴するものなので
顔の形が
似ている人ってのが大事

俺は

まず
さだまさしさんを選んだ

決して髪型が似てて
選んだわけではない

ため息をついた時の声が
妙に似ていたので
これはいけると思った

結構、ちゃんとコピーしたなぁ
番組でも、けっこう うけがよかったし

当時
たけし軍団のみんなと
飲むことが多かったんだけど

その時

初めて
さだまさしさんにお会いした

お互いに

顔を見て
笑ってしまった思い出がある

さださんは

怒るどころか

いつも
ものまねしてくれて
ありがとう

そう言ってくれた

それから
何回か
飲みにご一緒した

さださんは
学者みたいな人だ

何にでも
興味をもって
それを深く追及する

調べるために
取材に行ったりもする

俺も
結構いろんなものに興味をもつが
残念ながら
一つ一つが薄い

 頭ではない

しかも、落研だけあって
話が
すこぶる面白い

つい聞き入ってしまう

さださんの歌詞の
素晴らしいところは

一つの物語を
大事なニュアンス、言葉だけ抜粋して
歌詞にしているところだ

だから
情景も浮かぶし
歌を聞いているだけで
ドラマを観ているみたいな気がする

さださんも
歌詞を書くより
小説を書く方が
簡単と言っていた

案の定

その後
さださんは
いくつも小説をヒットさせている

ものまねをしたご縁で
さださんと知り合いになれた

ものまねするのも
悪くないね