単に長距離を早く移動するだけじゃなくて
異世界に行くための乗物のような気がする
これが他の乗物だとこうはいかない
飛行機でも自動車でもそんな情緒は無い
なぜか列車だけ
駅舎の中に既に異世界の気配がある
改札が異世界と今いる世界とを繋ぐ
線路でいろんな異世界がつながっている
特別な空間への入口だ
線路の向こうから列車が迫り上がってきて
そして列車のドアが開き乗り込んだ先に
異世界の住人が先に乗っている
ドアが開くたびに異世界の住人が出入りする
列車が進むほどに異世界の色は濃くなる
目的地で降車する
線路で繋がった特別な空間が
既に異世界の香りがする
そこでしばらく体を慣らしてから
改札を抜け駅舎を抜けて異世界に出る
駅舎の外は本物の異世界
駅舎の中で想像したのとは全く違って驚く
自動車だと乗り込む手続きが少なすぎる
線路の空間に入る手続きがない
だから距離を移動した感覚しかない
飛行機だと空港に異世界の空気があって
しかもどこの空港も似ていて
降りるまで乗ってるメンバーが変わらない
だからやはり長距離飛んだなという感覚
列車だからこその手間暇をかけることが
異世界に連れて行ってもらったような
豊かな感覚を生み出すのかもしれない