夜⑧時ともなると。
ひっそり静まり帰る、海っぺりの町。
道を歩いているのは。
駅からのバスを降りるシゴト帰りのヒトが、ちらほら。
最近知ったのですが。
ウチからすぐの川。
風のない闇夜に『何やら光るモノが…?』…という噂。
…昨日は休みなのにもかかわらず。
ガンガンの陽射しの下で一日中シゴトに駆り出され。
疲れきったカラダで駅に着いた時に、ふと、この『噂』を思いだし。
風もなく、寝苦しさを覚えるような、蒸し暑さを感じる夜。
『噂』を確認しに行ってきました。
暗くて川面も見えないような中、橋の欄干に手をかけて。
川を覗き込むと。
…いましたよ。
風のない闇夜に光るモノが。
『…ホタルだ』
驚きと感動で、一瞬、息を飲みました。
クルマで10分くらい走れば里山近くの川で、ホタルを見るコトがありますが。
まさか、こんな住宅地の、しかもウチの近くで…?
目を凝らし、よくよく見ても。
生い茂る草の間から垣間見える、柔らかい光り。
ふわりと浮かび上がり、また舞い降りるような光り。
確かにホタル。
風のない闇夜に『何やら光るモノ』。
それは、住宅地の川にひっそりと棲むホタル。
大事に見守りながら。
この川のコトも。
改めてよく考えてあげる必要があるのでは、と思いました。
今度は子ども達と見に行ってこよう、こっそり。