さて、ここまで病院建築と空間。

感染症と細菌、ウィルスの空間内での動き。

細菌やウィルスの空間内からの駆除や消毒。

についてみてきました。

 

新型コロナウィルスの空間での動きですが、まず咳やくしゃみで飛び出してくる。

大声や相対しての会話でも感染の可能性がある。それを飛沫感染といいます。

 

 

だから、飛沫はガードする。

 

 

ひとまず応急措置としてのビニルの吊り下げは有効でした。

 

 

しかしながら、POP用のスタンドで工夫したり

旗竿にラップだったりと、お店の方々の涙ぐましい努力。

 

 

でも、そのうちビロビロに垂れたり剥がれたりしてくる。

 

 

ならば、これらは、街の大工さんや内装業者さん展示会ブースの設置会社さん、建築・建設会社さん、設計士さん達、

建築専門家で、パーティション設置工事をしてあげてほしい。

 

合成写真にしてみました。こんなイメージです。

 



スーパーに限らず、あらゆるカウンターでのやりとりはイミグレーションのようにパーティション越しにせざるを得ないでしょう。

不特定多数に接する対応する掛かりの方の恐怖を和らげてストレスを解消してあげる必要があります。

 

 

そして
空気中に出たウィルスは粒子が小さすぎて見えないが、空気中に雲のように、2~3分間しばらく漂っている。

これはどうするのか?

 

レジの前に飛沫防止のビニルはありますが、

スーパーのレジ前はまだこうですよね。

 

 

 

一般的な食品スーパーのプランレイアウトを想定してみましょう。

 

だいたいのスーパーは、入り口から入って、特売品から青果や果物、そして日配(にっぱい)といわれるお豆腐とかもやしとか生麺コーナーを経て、鮮魚から精肉、そして卵から乳製品、パン、総菜といった流れで組まれていますよね。

 

で、商品棚は、粉もの、乾物、調味料、インスタント・レトルト食品、お菓子、冷凍食品、ドリンクに酒類といった感じでしょうか。

 

で、レジ前でついつい買い物かごに入れたくなるようなお徳用和菓子やケーキ、雑誌を経てレジという動線が組まれています。

 

通常は、なるべく店内に滞留してもらう、買い忘れとかもう一回戻ってもらったり、おススメ品もいろいろ迷ってもらうのが狙いです。

だから、レジ前は多少混むんですよね。

レジ前の行列は商品棚の通路にも入りこんでしまいます。

 

そこで問題なのが、レジ待ち行列の脇で、お菓子やお酒やドリンクを、まだ選んでる人との交錯です。

同時に、レジで間を空けても袋詰めカウンターは詰まっている、ということなんです。

 

 

スーパーで「3密を防げ」… こまめな消毒にビニールカーテン 最大の懸念は「袋詰め」

メーテレ 4月15日 15:40~放送『アップ!』より

最大の懸念は「袋詰めの台」

 一番危惧している場所が、買ったものを袋に詰めるときに使う台です。
「必ず台のところに行って袋詰めをするので、どうしてもお客様が密集してしまう」

 

これらを解決するには、レジ前のスペースを空けて、レジ後の袋詰めを分けるしかありません。

 

なので、スーパーのレイアウトは以下のように変更すべきでしょう。

 

レジ前の一部の商品棚を撤去し、行列を一本化しフォーク並びに変える。

いちばん危険で不安感を感じているのは、不特定多数の人と相対するスーパーのレジ係りの従業員さんなので、

キチンと堅牢なパーティションでブース化して守る。

そのとき、天井面もふさいで空気を送り、レジブースを陽圧化するのが望ましいです。

 

 

そして、一番人が密集してしまう袋詰めのコーナーは外に出す。
駐車場スペースに余裕のある店舗なら、入り口は庇の下に引っ込めてあるでしょうから、

その庇下で半屋外空間にサッカー台(袋詰めの台の正式名)を設置し、屋外の新鮮空気が流れているところで袋詰め作業をしてもらう。
 

 

建築物として引っ込んでいないなら、伸縮式の庇やテントでもいいでしょう。

 

このような処置です。

 

これらが、現状すぐにできるスーパーマーケット3密のコロナ対策リフォームの例です。

 

つづいて、現在、次々に院内感染が起きて、今後の空間対策がもっとも懸念されている病院建築について考えていきましょう。

 

つづく