こんにちは。

いつもありがとうございます。


今日は8月12日。

我々航空業界の人間にとって忘れられない日が今年もやってきました。


言わずと知れた、日本航空123便が御巣鷹の尾根に消えた日です。


昨年も、私は御巣鷹山に慰霊登山に行きました。


今も残るU字溝、残骸の一部とたくさんの墓標。


「安全」は何よりも尊重されなければならない。言葉で言うのは簡単です。

しかし、一体「安全」とはなんでしょうか?


今日はそんなことをもう一度考える日です。


(御巣鷹の尾根からU字溝を見る)




前回のブログで、国土交通省機とANA機のニアミスを書きました。

そして翌日には「重大インシデントには当たらない」という判断がありました。

判断については色々と言われていますが、私自身は「羽田空港で同じ状況が今後は起こらないと言い切れないのなら、徹底的に調べて原因を割り出し、改善しなければならない」と思います。

航空業界の安全性は、そうやって高められてきた歴史があります。


そして最近の航空会社経営は、どうしても「コスト」が最優先ではないか?と思われることもあります。

「人が辞めないと待遇が改善されない」「何か大きなことが起こらないと見直されない」という言葉は、どの業界でも同じでしょうか。結果、それを避けたいと努力する現場に負担がかかる、そんな現状は悪しき日本の伝統かもしれません。安全には多大な費用がかかりますが、それを「削減可能なコスト」ととるか「不可欠な余裕」ととるかで大きな違いを生むような気がしています。


「安全は何よりも優先されるべき」です。


ともあれ今日は、41年前の事故を思い出し、航空関係者として、パイロットとして、機長として、知らず知らずのうちに間違ったことをしていないか?を問いかける日にしたいと思っています。


皆さんがこれからも安心して飛行機の旅を楽しめるよう、我々ができることはまだまだたくさんあるような気がします。


皆さんももう一度、航空機事故という悲劇が繰り返されないよう、乗客として航空安全に貢献できることはなんだろう?と考えていただければありがたいです。


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