某所で華原朋美さんの話にちらっと触れられたときに、

私、有料メルマガのアドレスのほうにご本人にだけ知って欲しいと書いたメールがあります。


それは、心の病と薬のこと。


私はPTSD持ちだということは、こちらをお読みのみなさんはすでにご存知かと思います。

首を絞められるフラッシュバック、そしてフラッシュバックが起きそうな不安により起きる過呼吸。

テレビや新聞で目にする、残虐な事件や悲惨な事故、そして悲しい自然災害…。

それら全てが私にとって「引き金」になります。

気分転換で読んでいる本のたった一語が引き金となってフラッシュバックを起こすこともあります。


PTSDを抱えながらの中3生担任はかなりきつかったですし、

当時の校長(赴任1年目)からのパワハラもあって、症状は悪化するばかりでしたから。

生徒(男子)がこわいんです。

かわいい、大切な生徒に変わりはないのにこわいんです。


当然、心療内科で受診することに。

最初は受診することにすらとても抵抗がありました。

周囲から変な目で見られるのではないか…その思いが払拭できませんでした。

自分は心の病ではないと思いたかったというのもあります。

でも、実際には受診したことで7年かかっているとはいえ、状態はよくなっています。

外に全く出られなかった最初の2年に比べたら、

出かけることが苦痛でなくなった今は信じられない状態です。


私の場合、教師という仕事をしていましたから、

卒業生たちやその保護者たちと会いたくないのに会ってしまうことって多いんです。

それもあって、びくびくしている自分をみせたくない、どうして昼間にいるのかと問われたくない…

そんな「引け目」もあって外に出られませんでした。


私は不眠症でもあるので、精神安定剤+睡眠導入剤が処方されています。

種類は毎日服用するも6種類と、急激に不安定になったときに服用する頓服が4種類処方されています。

多いですよね…でも、これでも減ったんですよ。


みなさんに知って欲しいのは、「規定量の薬を服用していても、効果が強くでることがある」ということです。

アルコールで服用しなくても、体調によっては強く作用します。

私自身もこの夏、あまりの暑さにシャワーを浴びたいと思ったところまでは覚えているのですが、

母曰く、実際にシャワーを浴びていたそうです。

睡眠導入剤が効いているところに夫から電話があって話をしたことを覚えていないことも多々あります。

反対に、規定量を守っていても眠れないことも多々あります。

頓服を利用しても2時間しか眠れないとか日常茶飯事です。



心療内科・精神科で処方された薬を服用しているからといって、

好きでそういう症状が起きているわけではないことを理解してください。


もちろん、不安感が強すぎて、頓服薬を1錠ずつ追加して飲み過ぎることもあります。

規定量以上の薬は飲みたくないのに、飲まないともっと苦しくなるという思いが強くて…。

薬を全く飲まないというのもダメなんです。

お医者様と相談して減薬していかなければなりませんから。


どうか、その類の薬を服用している人たちを、偏見の目で見ないでください。

つらいことがあってアルコールに逃げるひと、ギャンブルに走る人、買い物いっぱいしちゃう人…

そんな人たちと一緒なんです。


そして、「非合法の薬」に手を出す人も、場合によっては責められないと私は思います。

心の苦しみから解放されたくて薬を必要とするという意味では、

「合法」か「非合法」かの違いだけ…。

身近なところに「非合法」の薬があったからそこに救いを求めただけ…。

尾崎豊さんはまさにその典型的例だと思います。


もちろん、非合法の薬に手を出すことは私は絶対しませんし、

どんな理由があれ許されることではないと思っています。

でも、その人がもし心療内科や精神科を受診していたら…そう思うとやっぱり「紙一重」だと思うのです。


みなさんの周囲に苦しんでいる人がいたら、心療内科の受診をそれとなく勧めてあげてください。

待合室は、老若男女、たくさんいます。

内科や整形外科などの待合室と何らかわりありません。

心の風邪は、心の風邪を治してくれる病院へ行く。

それだけのことです。


そしてどうか、そういう人たちを見守ってください。

お願いします。