親しみ合えば集まりができる。

ものが集まってくる。ということで

蓄えられるという意味の9, 小蓄。

 

ものが集まればそこには礼がなければならない

ということで10, 履 が置かれます。

人の履み行うもの。順番順列。

 

そうして縦の関係が築かれた時

初めて天地の気が交り

11,  地天泰。安泰の世の中となります。

 

安心したのも束の間、

永遠にものごとは通じたままではいられないからと

ふさがりの時代がきます。12, 天地否。

 

世の中に起こる事象を

あーなったら こうなるよね と

因果律基づいて考えてみる。

多少の時代背景の違いはあれど

なるほどと苦笑いすることばかり。

 

この流れによって

64卦で表わす吉凶の世界。

易経では序卦伝と言います。

現代私たちが手にする易経の教本は

全てこの配列によるもの。

 

どこまで戻らなければいけないのか。

そう悩んだ時

私はいつもこの表を眺めています。

見つけることができる。

自然界で起こる事象を全て

この中にはめ込んでいるのだから。

 

今どこにいるか

なぜ詰まってしまったのか。

反対に

どうしてこんなに嬉しいことが続くのか。

良いことも悪いことも

全て気付けるようになります。

 

私たちは宇宙に存在し

その宇宙の理を表しているのが

易経だからです。

易経はいつも 天から習え 自然から習えと

私たちに投げかけてくれています。

 

後はその思いをキャッチして

どこまで応えていくか。

その覚悟と実践のみであります。

 

 

 

 

易経64卦の順番には

意味付けがあります。

 

一点の曇りもなく 健やかに前進するという徳を持つ

天 の気と

素直に受け入れ 育んでいく徳を持つ 

地 の気。

この異なる二つが交わり満ちて

全く違う世界が誕生する。

 

と、ざっくりいうと ここまでで

1, 乾為天

2, 坤為地

3, 水雷屯

の状態を言い この後続きます。

 

ものが生まれたばかりの時は

まだ幼く知恵も足りないという状態。

これが 4, 山水蒙。

 

幼いということは養われる状態であるとし

潤い・飲食の道を説く。

それが 5, 水天需。

 

飲食するということは

争いが起きるということがあるからと

6, 天水訟。

争いには多数の人が絡んでくるので

7, 地水師。

多数の人が寄れば親しみ合う人ができるので

8, 水地比。

 

こんな調子で64まで続きます。笑。

 

 

世の中で起こっていることがそのまま

こうして天理の道で表されている。

実に面白い物語であり

壮大な人生指南書であります。

 

その一つひとつの卦に

 なぜ そのようになったのか

 このままいくと どうなるのか

 この状態から 何に気付いて

 どうしていけばいいのか

全て書かれています。

 

シャワーのように何度も何度も浴びる🚿🌱

易経の世界は 

私たちが普段 何も考えなくても

自転車を漕ぐことができるのと同じように

自然に身体に入り込むまで

何度も何度も繰り返していれば

いざという時にはもちろん 普段の生活の中に

役立つ人類の叡智であります。

 

 

 

先日より

本田 濟先生の『易經講座』を

最初から読み直しています。

 

全く違う世界🌱

 

開いた瞬間から閉じたくなるような 

そんなスタートを切った易経の学び😊

今はびっくりするくらい文字が入ってくる。

 

読み返すたびに新しい発見がある。

知識だけでなく

自分自身が変化していると感じる。

 

ひとつ大切なフレーズを発見。

『辞によりて 以ってその意を得るは 人に在り』

程伊川先生が 易経 繋辞伝 から拾われたと言われる

易伝の序文より抜粋。

 

「私が注釈をしようとするものは

『易経の言葉』である。

言葉から遡って聖人の真意を探るのは、

それぞれの読者自身の努力による。」とある。

 

普段心掛けている まさにこの二段階。

ひとつは 訳に出来る限り忠実であること。

そしてそれを伝えてから

自分の中にある『真意』を共有すること。

 

主宰する 易經を読み深める会 でも 易占 でも

そして易経アドバンス講座でも

必ずこの手順を踏んでいます。

 

易経は 詰まるところ

正解を探す学問ではなく

自分で感じ取るしかないからです。

だからこそ

何千年もの時を経て今ここにあるのだと

改めて震える気持ちであります。

 

伝えたい想い 真実という

見えないものがあって

それを見える化しようと

記号や言葉という形にした。

『至微なるものは理  至著なるものは象』

 

何を知るかではない。

何を受け取るか。

『易經講座』で学び始めること二年。

そんなことがようやく実感できてきました。

まだまだこれからが楽しみであります🍒

 

 

本日の学び。先人と繋がる🌱

 

 

 

 

お皿の上に虫三つ。

なんとも おどろおどろしい状態を表わす

蠱(こ)。

 

易経64卦は この世で起きている出来事、

人の気持ち、今の状態、といったことを

一つのカタチ、象徴として 文字で または

陰陽を表わす6本の棒(爻)で表すものです。

 

蠱 と出たならば それは腐敗。

文字通り物が腐っていく状態です。

けれど 意外にもこの卦では

腐っていることそのものよりも、

そして 反省しなさい などという文言などなく、

とても前向き。笑。

 

乱れは治の為に道を開く とあります。

なので 蠱 の本質は 事変。立て直し。であります。

 

この卦が出たら

事を起こす時、改めることができるチャンスの時。

 

そして この卦には その時の大きなヒントがあります。

それは 道理に従うこと。

蠱は 山風蠱。三男(山)が上、長女(風)が下。

つまり 年上でも女は下にいて

年若の男性を支えていなさいということ。

 

陰陽男女の尊卑。

嫌だと言ってもどうにもなりません。

貴方の好き嫌いなど御構い無しです。笑。

 

 

そして ことの初めには前後三日間考えよとあります。

何を? それはまたの機会に〜🌱😊

 

 

本日の卦。山風蠱。

 

 

 

人が人と生きていく中で

親しみあう ということの本質は

足りないところを求める ということ。

 

民は君主を求め 生活の安定を求めた。

君主は民を保護し 自分も安らかになる。

 

自分自身の地位が不安定であって

親しむ相手を求めるのだ という。

そうして上下の立場は相通じるのだ と。

 

人は誰でも足りないところを持っている。

だからこそ 自分の得意を磨いて人様に提供し

人様のチカラをいただきながら生きるのだ。

 

お互い様。

人はひとりでは生きていけないのだから。

 

 

本日の卦。水地比。