ご近所の行列の絶えないケーキ屋さんで

11月2日に予約購入したシンプルなケーキは

今年も大好評で胃袋に収まりました🍓


この4年くらいはずっと同じケーキ

飽きないお味です。


24日と25日は予約済みのお品だけを

予約券を持って受け取るだけ。

当日販売のケーキはないのです。


ドアマンがいて予約券を確認されて

お店の中へ。

ずらっと並んだ白い箱

名前を呼ばれて箱を目の前でオープン

中身が崩れていないかを一緒に確認します。


大丈夫です!


その合図で箱は蓋を閉じられ、大事そうに

ショッパーに入れられます。


お待たせいたしました。

とても柔らかく

崩れやすいので

気をつけてお持ち帰り下さい。



毎年毎年恒例でこの言葉たちを

全てのお客に声がけしているのだろう。



実際、道ですれ違うこのお店の袋を

下げている人たちは皆、大切そうに

袋を持って歩いている。

ぶつからないように

あまり、袋が振らないように。



高島屋の冷凍だったはずのケーキの画像をみて

すごい状態にびっくりしてしまった。

崩れていたものはもちろん

なんとか無事な状態だろうケーキの画像にも

違和感しかなかった。見本の写真のケーキと

あまりにも違うからだ。

いちご🍓が雑すぎません?

分厚いし繊細なクリームのフリルも感じないし。

監修したシェフは工場の人たちが同じように

作れると思ったのかな。大手百貨店との仕事って

思ったより割のいい仕事かもしれない。

お店の名前は全国区になるし

監修に対しての報酬も旨みがあるのだろう。


崩れきったケーキをみた注文者さんたちは

残念でならなかっただろうなぁ。


子どもの頃、

商売を営んでいた実家は12月は繁忙期だった。

下着やらタオルやお正月に新しい服を着るとか

とにかく売り上げアップの毎日だった。

だから家族で揃ってクリスマスディナーなんて

したことなかったし、クリスマスプレゼントもなかった。せいぜい、商店街の付き合いでケーキを

用意されるくらいだった。

昔はバタークリームのケーキもあったんだよね。

苦手だったんだけど、なぜか付き合いっていうのは

恐ろしいもので…3種類のケーキを母は買っていた。生クリーム、チョコレート、そしてバタークリーム。私はチョコレートのケーキが一番好きだった。そしてそれは1番小さかった。



12月24日。お手伝いさんとケーキを取りに行った。お店の前を通ったとき、中から母が手招きをする。お手伝いさんと私はケーキを持ってお店の中に入っていった。


ちょうどよかったわ!

〇〇さん!

よかったらケーキ一つ持っていって‼️

〇〇ちゃん、ケーキ欲しかったんでしょ?

何がいいかなぁ〜?

生クリームとチョコとバターがあるのよ!

好きなもの選んでね〜ラブラブ


お店の中には数人が座れるソファというより

椅子と言った方がふさわしいものが何脚かあった。

お客さんたちは買い物の途中や会計の間に

そこに座ってお茶を飲んだり簡単な茶菓子を食べたりするスペースだった。

そこに私と同じ歳くらいの女の子とお母様らしき

人がいる。その女の子に向かって、母がケーキを

選べと言ってるのだ。


その子は迷わず言った

チョコがいい!!


絶対に絶対に嫌だった。

私だってチョコが食べたい。

1番小さいけどチョコのケーキが食べたい。


だけど、それはあっけなく

お手伝いさんの手から母に渡され

その母娘にさらに渡された。


あらー申し訳ないわぁ。

まだ焼いてないってだけで

材料は買ってあるのよ。

帰ったら準備してケーキ作りすればいいんだけど

もう、こんな時間になっちゃったからアセアセ

え?ほんとうにいいの?

じゃあ遠慮なくいただいちゃうわね。



え?このおばさんケーキ焼けるんだ

家でケーキって作るものなんだ

すご〜い!と思ったのも記憶に残ってる




そう言って、両手に大荷物とケーキの箱

裏に駐車場から回してきた車に乗せて

帰ってしまった。


悔しくて悔しくて

私はその母娘が帰ったあとに

お店の中で大癇癪を起こした。


なんで?

なんで?

なんで?


チョコのケーキが食べたかった

私だってチョコのケーキが食べたかった。

なのになんで??

大嫌いだ

ママなんて大嫌い

いつだってお客さんお客さんってする



母は他に二つもケーキがあるんだから

いいじゃないかって言ってたけれど

私は納得できなかった。



そして大癇癪おこしてるから

持っていたバタークリームのケーキは

ジタバタジタバタ大泣きしながら

フラれてフラれてフラれて…

そう、箱の中でぐっちゃぐちゃに

なっちゃったんだよね。



高島屋のあのケーキの画像みて

ずーっと忘れていたのに

思い出してしまったこの記憶。



半世紀経つのに

やっぱり納得できてないですハートブレイク