熊本日日新聞からです。
動物愛護団体の女性を刑事告発 熊本市が虐待の疑いで 女性宅の猫大量死、死骸は150匹
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熊本市北区の住宅から死んだ猫が多数見つかった問題で、市は10日、動物愛護管理法違反の疑いで、この家に住む動物愛護団体会員の女性を熊本北合志署に刑事告発したと発表した。6日付で、即日受理された。動物虐待で市が刑事告発したのは初めてという。
市動物愛護センターが市役所で記者会見し、女性宅で見つかった猫の死骸が約150匹、生きて保護された猫が12匹だったことも明らかにした。死骸を放置した状態で複数の猫を飼育していたことが、同法の愛護動物虐待罪に当たるとしている。
同センターによると、市外の住民から5月27日、「預けた猫が死んでいて虐待の跡もあった」と通報があった。その日と30日にセンター職員が女性宅を訪問し、複数の猫の死骸や動物の骨を確認した。
6月2日には、複数の動物愛護団体のボランティアが女性宅に入り、生きた猫の保護や死骸の回収に当たった。中には腐敗や白骨化の進んだ死骸もあった。
女性は同センターの聞き取りに「猫を死なせたのは自分の責任。真摯[しんし]に対応する」と話したという。
複数の関係者によると、女性は所属団体を通じて保護猫を受け入れたり、飼い主から猫を預かったりしていた。同センターは、女性が多数の猫を飼った理由や飼育の状況について「捜査に支障がありコメントを控える」とし、死因については「現時点では把握しておらず、環境省と協力して今後調査する」と述べた。
一方、市には昨年7月と11月にも「死んでいる猫がいるようだ」との相談が寄せられていた。市は当時も調査したが、屋外からの確認にとどまり、虐待を疑う状況は確認できなかったという。結果的に問題の発覚が遅れた可能性もあり、同センターは一連の対応を検証する方針。(松田嵩史)

