今日は精神薬の話から少し離れて、子宮頸がんワクチンについて書いてみたいと思います。

下のポスターは、先日都内某所を歩いていて見つけたものです。区の掲示板に貼ってありました。

 

「子宮頸がんワクチン キャッチアップ接種 無料期限迫る!」

 

子宮頸がん(HPV)ワクチンは半年ごとに3回打つ必要があるので、無料で3回打つとしたら、逆算して、いついつまでに1回目を打たなければなりません!

「それを逃すと約10万円かかります!」

 ということです。(東京産婦人科医師会が作成)

 

 HPVワクチンは2010年に公費助成となり、大々的に接種が呼びかけられたものの、重大な副反応の報告が相次ぎ、2013年6月には「積極的な勧奨を一時的に差し控える」という実に曖昧な言葉ながら、ワクチン接種はほぼ中断していたのです。

 それがコロナ禍によりワクチンの有難みを国民が知ったと考えた政府・厚労省は2022年にふたたびHPVワクチンの公費助成を再開しました。

 その背景には、亡くなった細田博之元内閣官房長官が(裏で製薬会社の働きかけを受け)、厚労大臣に、HPVワクチンの在庫の使用期限が迫っているから早く使ってしまうように、といった内容の要望書を出していたのです。(その要望書のコピーは手元にあります)。

 

 また、最近では俳優の小雪さんを使い「娘の未来に、私が今できること」をキャッチフレーズにテレビCMが盛んに流れていました。もちろん広告主はHPVワクチンを製造販売しているMSDという製薬会社です。

 

 じつは、私は2年ほど前、HPVワクチン副反応被害者のお嬢さんとそのお母さんを取材したことがあります。そのとき、そのお母さんの嘆きがまさに「娘の未来に、私が今できること」を実行してしまったがために、娘の未来を台無しにしてしまったという慟哭でした。

 娘さんは接種後10年以上たっても未だ光が眩しく、薄暗くした部屋で暮らしています。脚に力が入らず、車椅子の生活、さまざまな刺激(匂い、音など)に過敏になり、外出もなかなか困難な状態です。

 それでも症状は現在では悪いながらも安定していますが、接種当初は記憶喪失のような状態にも陥り、結局精神科に回されて、さまざな向精神薬を飲まされる羽目にもなりました。

 HPVワクチンの副反応は、思春期の女の子特有の「心の問題」として、現在は片づけられています。したがって、副反応を訴えると「詐病」「大げさ」と蔑まれ、結果二次被害、三次被害、そして医療難民という状況に陥っているのが現実です。

 医師への取材も行いましたが、副反応の発生率はおおよそ、500人に1人とのこと。

 まさに「ロシアンルーレット」を回すようなものなのです。

 それを国はまたしても公費助成して、ワクチンをばらまいています。親、あるいはお子さんの希望で、どうしても受けたければ受ければいいとは思いますが、「今じゃないと無料で打てませんよ、自費だと10万円かかりますよ」というやり方は、脅迫的であり、まったく「医療的」ではないように感じます。

 そもそもこうした現在のワクチン政策は「医療」とは関係ないものです。国民の健康を守るためと考えているのは末端の医療従事者だけで、その政策も一皮むけば、利益相反だの利権だのと、「国民の健康」とは無関係の事柄で成立していることが見えてきます。

 そもそもHPVワクチンという代物が医学的に見ていかに「非科学的」であるか、この点に触れるとまた長くなりますので後の課題としますが、それをあたかもこのワクチンを打ちさえすれば「子宮頸がん」にはならないと言っているかのような言説は、誇大広告以外の何ものでもありません。

 私たちは、こうした医療の分野においても情報リテラシーを高める必要があります。政府の言うことも、医者の言うことも、専門家の言うことも、もう鵜呑みにしていては自分の健康を守れないということです。

 

  情報という点に関して言えば、先に私は、「どうしても受けたければ受ければいい」と書きましたが、それには大前提があります。まず、ワクチンのマイナスの情報を開示すること。そして、それを理解した上で、それでも接種したいという人は接種すればいいのです。しかし、そんな情報はまったく隠蔽されたままです。

 現に私が2年前に取材をして書いた原稿は(他にもワクチンの本当のことを解説した医師の原稿や、当事者の声、裁判の状況などの原稿が集まっているのですが)出版社が見つからず、宙に浮いたままです。

 HPVワクチン副反応は「なかったこと」にされています。そして、ワクチン推奨だけが一人歩きしています(現在は女の子だけでなく男子への接種も自治体がこぞって行おうとしています。子宮頸がんなのになぜ男子に? その理由もまたあまりに馬鹿らしい論理の上に成り立っています)。

 こうした問題はWHOも同レベルにいます。

 なら一体何を信じたらいいのか。

 そういう心の隙間に「陰謀論」が生まれますが、はっきり言います。HPVワクチン副反応を訴えることは「陰謀論」と相いれるものではありません。現実なのです。

 HPVワクチンの問題は精神科の問題の相似形です。

 つまり「医療」が生み出している大きな「歪み」。

 その根底にあるものを変えていくためにはどうすればいいのか? いや、変わらないでしょうね。