パリ南西部の閑静な住宅街にたたずむ
マルモッタン・モネ美術館。
印象派を代表する画家 クロード・
モネの作品を世界で最も多く所蔵
することで知られ、パリの
お気に入りの美術館に
名前を挙げる人も多いでしょう。
1882年、実業家で美術収集家でも
あったジュール・マルモッタンが
貴族の狩猟用の館を購入したのが
始まりです。
しかし、ジュールは購入から、
わずか1年後に他界。
美術史家で収集家となった
一人息子のポールが邸宅に改装し、
コレクションを収めました。
子孫を残さなかったポールの死後、
フランス美術アカデミーが
邸宅とコレクションを譲り受け、
1934年に美術館として公開。
19世紀初頭の芸術に情熱を注いだ
ポールは、私邸をアンピール様式
(帝政様式)で装飾したいと
考えていたので、
彼のコレクションのメインは、
ナポレオン時代の絵画や調度品です。
Louis Léopold oilly による肖像画
格調高く美しい家具に
見入ってしまいます。
減光された一室には、ポールの父
ジュールが収集した中世から
ルネッサンス期の作品が並びます。
このように美術館の開館当初は、
マルモッタン親子のコレクションが
中心でしたが、各所からの寄贈
により、徐々にコレクションを
充実させます。
2階には女性初の印象派画家
ベルト・モリゾを中心に、
マネ、ドガ、ルノアールなどの
作品が並びます。
モリゾはほとんど絵画を売らなかった
ため、譲り受けた孫夫妻の財団より
25点の油彩画、65点の水彩画などが
寄贈されました。
一人娘のジュリーをモデルにした
作品も多いモリゾ。
ここにも !?
貴重なパレットにほっこり。
そして、何と言っても
ハイライトは、地下フロアの
クロード・モネの展示室です。
これを見ずして帰れない
『印象、日の出』。
モネが少年時代を過ごしたフランス
北西部の町 ル・アーヴルの港を
描いたもので「印象派」の呼称の
由来となった作品です。
1966年にはモネの次男ミシェル
の遺言により、モネが最期まで
手元に残した作品とモネ自身の
個人コレクション約150点が
遺贈され「マルモッタン・
モネ美術館」に改称されました。
モネの代名詞にもなっている
『睡蓮』の連作が多数。
初期から晩年までモネの世界を
じっくり堪能。
パリの中心部から外れたた立地
ということもあり、ルーヴルや
オルセーのように混雑していない
ので、ゆったりと鑑賞でき、
なんとも贅沢な時間です。
先週、東京(国立西洋美術館)で
展覧会『モネ 睡蓮のとき』が開幕
しましたが、マルモッタン・モネ
美術館から日本初公開作品7点を
含む、およそ50点が来日しています。
今回、ブログに掲載した珠玉の
コレクションもいくつか海を渡って
いますので、興味のある方はぜひ
足を運んで、芸術の秋を満喫して
ください。
さらにパリを訪れる方は、
この素敵な美術館へも足を延ばして
みてはいかがでしょうか。
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◆ Musée Marmottan Monet
| 住所 | 2 rue Louis-Boilly 75016 Paris |
| TEL | 01 44 96 50 33 |
| 開館時間 | 10:00-18:00(木曜日は21:00) |
| 休館日 |
月曜日、1/1、5/1、12/25 |
| 最寄り駅 | La Muette ⑨ |
| Website | https://www.marmottan.fr/ |




















