一時帰国で実家滞在中のとある日、

 

名古屋城を訪れました。

 

地下鉄の最寄り駅『市役所』で

 

下車しようとしたところ、

 

あれれ?駅がなくなってる?

 

一瞬うろたえてしまいましたが、

 

 

2023年1月から『名古屋城』駅に、

 

改名されたのね!

 

名古屋屈指の観光名所ですから、

 

その方が分かりやすくて、

 

良いですね。

 

 

1612年建造、1945年5月14日

 

の空襲で焼失した名古屋城。

 

シンボルの金シャチを避難させる

 

ために組まれた足場に、焼夷弾が

 

引っかかり、城全体が火だるまに

 

なりました。

 

1993年に姫路城が法隆寺とともに、

 

日本初の世界文化遺産に登録

 

されましたが、名古屋城も戦災を

 

免れていたら、確実に登録

 

されていたと言われるだけに、

 

愛知で生まれ育った者としては

 

なんとも口惜しいです。

 

 

天守閣は1959年に、鉄骨鉄筋

 

コンクリート造で再建。

 

半世紀が経過し、老朽化や耐震性

 

などの問題に対応するため、

 

2018年より閉館しています。

 

当初の予定では2020年完成のはず

 

でしたが、河村たかし名古屋市長

 

肝いりの木造復元計画は、工事の

 

見通しすら立っていないのが

 

現状で、完成は早くて2032年

 

になるとか。

 

そんなわけで、まだ当分の間は

 

天守閣には登れず、それを補う

 

目玉となっているのが、膨大な

 

史料をもとに忠実に復元され、

 

往時の輝きが蘇った本丸御殿です。

 

 

総面積は約3,000㎡、

 

部屋数は30を超えます。

 

 

客人が藩主との謁見(えっけん)

 

を控える場には『竹林豹虎図

 

(ちくりんひょうこず)』が。

 

虎を通して威厳を示し、心理的な

 

作用を与える狙いもあったの

 

でしょう。

 

また、虎と豹が一緒に描かれる

 

ことに、違和感がなきにしも

 

あらずですが、当時の人たちは

 

虎のメスが豹だと思っていた

 

節があるようです。

 

 

愛嬌があるシーンに釘付け。

 

 

日本画史上最大の画派「狩野派」の

 

絵師たちによる障壁画は、大いなる

 

見どころで、奥の部屋ほど格式が

 

上がる造りになっているので、

 

天井、欄間、飾金具などとあわせて、

 

その変化に注目してくださいね。

 

 

藩主と客人や家臣との公的な

 

謁見に用いられた表書院。 

 

 

『松竹禽鳥図(まつたけきん

 

ちょうず)』が印象的な

 

上段之間は、床や付書院を

 

備えるとともに、床も一段高く、

 

藩主の座として使われました。

 

時代劇でお馴染みの「おもてを

 

あげぃ」「は~」のやりとりが

 

目に浮かぶようです。

 

 

藩主が身内や家臣との私的な

 

対面や宴席に用いた対面所。

 

 

障壁画には「風俗図」と呼ばれる、

 

京都や和歌山の四季の風物や名所、

 

風俗がおだやかな筆致で描かれ、

 

天井は折上小組格天井になって

 

います。

 

 

そして、本丸御殿で最も格式が高く、

 

豪華な部屋が、1634年の三代将軍

 

家光の上洛にあわせ、宿舎として

 

増築された上洛殿です。

 

6つの部屋からなり、天才と

 

謳われた狩野探幽(当時33歳)が

 

描いた傑作『帝鑑図(ていかんず)』

 

や『雪中梅竹鳥図(せっちゅうばい

 

ちくちょうず』をはじめ、

 

 

板絵が施された黒漆塗

 

金具付格天井に、

 

 

極彩色の彫刻欄間、

 

 

華麗な細工の飾金具などなど。

 

 

さらに室内だけでなく、廊下にも

 

花鳥風月をあしらった彫刻欄間

 

『笹と椿に山鵲(さんじゃく)』に、

 

精巧な花狭間格子欄間。


尾張徳川家の贅を尽くした装飾に、

 

ため息の連続で、あちらこちら

 

からも感嘆の声が漏れていました。

 

 

こちらは将軍をもてなす役割の

 

上級家臣の控えの間として

 

使われた梅之間。

 

紹介したのは一部ですが、

 

さすが近代城郭御殿の最高傑作と

 

称えられるだけあり、最高級の

 

木曽ヒノキをふんだんに活かした

 

木造建築としての魅力はもとより、

 

設えも豪華絢爛に彩られ、

 

圧巻の一言に尽きます。

 

細部に至るまで緻密に復元を

 

成し遂げた、現代の職人技に、

 

ただただ敬服するばかりです。

 

 

最後に、天守閣木造復元

 

募金箱も豪華でした!

 

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