からの続きです。

 

ノエルの直前に、パリから電車で1時間

 

の町 シャルトルを訪れた我々夫婦。

この町を訪れたら、大聖堂を見ずして

 

帰れません。

シャルトル20

1979年に、ユネスコの世界遺産に

 

登録されたノートル・ダム大聖堂。

正面から見て注目すべきは、高く

 

そびえる2本の尖塔の形の違いです。

元はロマネスク様式で建てられましたが、

 

1194年の大火災で、その大半を焼失。

火災を免れた南塔以外は、ゴシック

 

様式で再建されました。

向かって右が、高さ106mの建造当時

 

の姿をとどめる南塔、左が再建された

 

115mの北塔です。

シャルトル21

西側の扉口は「諸王の入口」と呼ばれ、

 

半円状のタンパンには、キリストと動物、

 

その下に12使徒、アーチには12人の天使など

シャルトル22

柱には王の彫刻が並んでいます。

シャルトル47

1528年と表記のある「天使の日時計」、

 

その隣りは「竪琴を弾くロバ」。

シャルトル23

こちらは南側のファサード。

シャルトル24

扉の中央は福音書を持ったキリスト、

 

向かって左は12使徒のうちの5使徒で、

大聖堂全体で大小約4,000もの

 

人物彫刻が施されているそうです。

シャルトル25

北側では16世紀に造られた

 

24時間時計が今も時を刻み、

シャルトル27

屋根の上では、天使が町の変遷を

 

見守るように佇んでいます。

シャルトル26

裏側から見ても大聖堂の

 

大きさに圧倒されます。

シャルトル28

入口から内陣に続く身廊

シャルトル37

主祭壇には「聖母被昇天」の像

シャルトル38

聖書台の装飾もツボにはまりました。

シャルトル32

シャルトル大聖堂の大きな魅力のひとつ

 

となっているのが、172枚のステンド

 

グラスの質の高さと美しさです。

16世紀に起きた宗教戦争でも

 

その大部分が損失を免れ、第1次、

 

第2次世界大戦中も別の場所に保管され、

 

ドイツ軍の爆撃から守られました。

シャルトル35

正面入口の真上にある

 

直径約14mの西のバラ窓。

主題は『最後の審判』です。

シャルトル36

バラ窓の下には向かって左から

 

「キリストの受難、生涯、系譜」の

 

物語が描かれています。

シャルトル34

ダビデ王の父エッサイの横たわる

 

お腹から木が生えています。

これがキリストの系譜を1本の木に、

 

見立てた「エッサイの家系樹」で、

ダビデを含む4人のユダヤの王族、

 

聖母マリア、キリストという並びで、

キリストがダビデ王の家系から

 

現れたことを表しています。

このステンドグラスは

 

12世紀に制作されたもので、

 

「シャルトルブルー」と言われる

 

薄い青色が用いられています。

この色は現代でも再現が難しい

 

とされ、技術の高さからも12世紀の

 

最高傑作と言われています。

南側廊にももう一枚

 

「美しき絵ガラスの聖母」という

シャルトルブルーが用いられた

 

ステンドグラスがあります。

シャルトル40

新約聖書の黙示録に由来した南のバラ窓。

 

5連窓の中央には『キリストを抱く聖母』。

シャルトル33

キリストの誕生を予言した旧約聖書の

 

人物たちと聖母マリアが主題の北のバラ窓。

シャルトル44

シャルトル45

シャルトル46

シャルトル42

内陣と周歩廊を隔てる仕切りには、

 

聖母マリアとキリストの生涯を表した

16〜17世紀のフランボワイヤン様式の

 

彫刻が設置されています。

シャルトル39

周歩廊の北側にある

 

木製のマリア『柱の聖母』。

シャルトル41

シャルトル29

カトリックの教会や各家庭で、

 

12月に入ると飾られる

 

馬小屋でのキリスト誕生の場面を

 

再現した模型 Crèche de Noël

 

(クレッシュ・ド・ノエル)もありました。

由来は異なりますが、人形を飾る

 

ということにおいては、日本人が

 

雛人形や五月人形を飾ることに

 

通じるものがありますね。

シャルトル30

キリスト誕生の25日0時になると

 

母マリアと養父ヨセフの間にあるカゴ

 

の中に、キリストの人形が置かれます。

シャルトル31

見どころ満載のシャルトル大聖堂、

 

いかがでしたでしょうか。

紹介させていただいたのは、ほんの

 

一部で、写真だけではお伝えできない

 

部分もありますが、世界遺産の名に

 

ふさわしい素晴らしい大聖堂でした。

パリから日帰り旅行を計画される際には、

 

シャルトルもぜひご検討ください。

スケジュール的に日帰り旅行が

 

難しい方には、パリ最古のステンドグラス

 

によって神秘的な光で満たされる

 

サント・シャペルで行われる

 

クラシックコンサートもおすすめです。

 

 

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