数日前にテレビを観ていたら
「フランスの寿司ブームは終わった」
というような報道がされていました。
1980年代に、パリで50店ほどだった
日本食レストランが90年代後半から
寿司ブームにのって急増し、
約1000店にまでなったそうです。
確かに我が家の近所だけでも10店は
ありますし、パリの街のあちら
こちらで「RESTAURANT JAPONAIS」
の看板を目にします。
しかし、日本人経営の日本食
レストランは、そのうちの1割で、
残りの9割はお寿司や焼き鳥、麺類
などを併せて提供するレストランで、
中国人をはじめ、他国人によって
経営されています。
そんな中国人経営の日本食
レストランに行って来ました。
エッフェル塔にほど近い15区に
位置する「OKITO」。
アラカルトでの注文もできますが、
お昼は13ユーロ、夜は18ユーロで
お寿司、蒸し物、焼き物などが
食べ放題になるコースがお得です。
外食が高いフランスにおいて、
この値段設定は破格です。
迷わず、お昼の食べ放題をオーダー
すると、もれなくダシの味が全く
しないおみそ汁とキャベツのサラダ
がついてきます。
この2つが出てきたら、ほぼ日本人経営
ではないと思って間違いありません。
まずはお寿司を数種類と蒸し物を
オーダー。

見た目は美味しそう!
って思うでしょう?
酢飯が美味しくないです。
このお値段なので文句は言えませんが、
使っているお米もいまいちですし、
酢飯の味わい深さが感じられません。
写真のサーモンを見て、
お分かりいただけますでしょうか。
ネタがペラッペラッで、風が吹いたら、
飛んでいってしまいそうです。
幸い屋内で良かったです。
シャリの量が多いので、結構お腹が
ふくれますが、食べ切らないと次の
注文ができないので頑張ります。

蒸し物は当然、冷凍品ですよね。

そして、焼き物。
お寿司、蒸し物、焼き物の中では、
焼き物が一番美味しかったです。
これは夫も同じ感想で、特に中央の
チーズの牛肉巻が気に入ったよう。
焼きそばやうどん等の麺類もあり
ましたが、お腹がいっぱいで、
そこまでは辿りつけませんでした。
残すと罰金なので、オーダーしたものは
責任をもって、食べなければなりません。
このお値段でお寿司やサイドメニューが
お腹いっぱい食べられるのは、
評価できますが、リピートはないなと。
在住者がどうにもこうにも生のお魚が
食べたくなった時や旅行者が
フランス料理に飽きてしまった時には、
良いかもしれません。
日本人ではない人たちが
RESTAURANT JAPONAIS を名乗るのは、
フランス人をより多く集客できるからに
他ならないのですが、なんとなく
間違った日本食が広がって、終焉を
迎えたと言われるのは、日本人として
なんとも複雑な気持ちです。
パリでも本物の日本食がもう少し
気軽なお値段で食べられる日が
来ることを望みます。
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◆ OKITO
Website http://www.okito.fr/
