2019年オータムクラシック:フォトグラファーの皆さん、お疲れさまでした | 覚え書きあれこれ

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記憶力が低下する今日この頃、覚え書きみたいなものを綴っておかないと...

イタリアから第二弾の投稿です。

 

今日はとても素敵なお客さんが会いに来てくださるということで、楽しみにしながらこれを書いています。(この次の記事でまたご報告しますね)

 

オータムクラシックでは皆様ご存知の通り、フォトポジションの数を極端に限定せざるを得ませんでした。

 

昨年は会場のジャッジ側、観客席の後ろのフェンス沿いにもポジションを設けたと記憶しているのですが、シャッターの音がうるさいとか、頭上で動く大型カメラが邪魔だとかいったような観客からのクレームが多数、あったそうです。またテレビカメラの邪魔にもなる、といった問題があったらしく、今年はジャッジ席から見て右側のショートサイド半分に20個のフォトポジションが作られました。

 

去年は同じスペースに確か17人しか入れていなかったので、フォトグラファーの方々にとってはものすごく窮屈になってしまったかと思います。実際、そこに並んで撮ってみて、一番右端のポジションではガラスが邪魔になって無理、とおっしゃった方がいらしたことから、ポジションの数は最終的に「19」に減りました。

 

それでも、一人でも多くの方々を承認するため、最大の努力がなされたと思います。

 

今年のオータムの大会に関しては、大手新聞社やスポーツ紙(雑誌)、スポーツ写真専門社などから多くの写真がすでに公開されています。今後はスケート専門雑誌の発売と共に、どのカメラマンが会場に来ていたか、の全貌が明かされていくと思います。

 

日本からのカメラマンさんたちに加えて、海外勢も忘れてはなりません。カーマイケルさん、リトスさん、ラッセルさん、そしてイタリアからはフラヴィオさん、他にもオリンピック・チャンネルのフォトグラファーさんもポジションをもらっていました。(それでも海外勢は全体の4分の1、後は全て、日本のメディアのために撮っているフォトグラファーさんたちにポジションが与えられたのです。)

 

この方々をザッと数えて行くだけで、19個のポジションはすぐに埋まってしまいます。

 

すでに書いたことですが、限られたスペースを分かち合い、しかも全員が同じような角度からしか写真が撮れないといった非常に厳しい条件の下で、皆さん、お仕事をなさっていたことになります。

 

大会が始まる前日の水曜日、女子の最初の公式練習でせっかく自分の気に入ったスポットを下調べてしていらしたのに、大会が始まるとキスクラの模様も満足に撮れず、ジャッジ席側から見た光景も、向こう側のロングサイドから見た光景も撮ることが許されませんでした。

 

「客席の上から撮りたいんですけど、ダメですか?」

 

「せめて練習の時だけでも、良いんです」

 

などと、普段はとても穏やかなフォトグラファーさんたちが、切羽詰まった様子で訪ねてくださるのですが、ご期待に応えることが出来ずじまいでした。こういう時、どれだけ皆さん、必死の思いで取り組んでいらっしゃるのかが伝わってきます。

 

(なお、10月末のGPスケートカナダでは、こんな事態にはなりません。大きな大会ですのでそれなりの数のフォトポジションが設けられ、多くのフォトグラファーの方たちに来ていただけるようになるはずです。)

 

2019年のオータムクラシックはフォトグラファーさんたちにとっても熾烈な戦いの場だったのですが、皆さん、観客席でけっこう大きなカメラを使っているファンを横目に見つつも、ルールを守って、与えられたポジションでのみ、撮影をされていました。

 

そんな中、カナダ連盟の公式カメラマンを担当したダニエル・アールさんだけが選手出入り口、キスクラの左側にポジションをもらい、そこからの撮影を許可されていました。

 

 

 

 

 

ただ、この場合、カナダ連盟の関連の媒体で使われているか、ダニエル自身のソーシャルメディアに載っているかに限られています。なのでダニエルの写真は例外として、ショートサイドから撮った以外の(商業目的の)画像が出回っているとすれば、おかしい、ということになります。

 

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ところで今年のオータムクラシックで新たに大活躍した人がいます。JORDAN COWAN という、選手や一部のファンの間ではかなり以前から話題になっていた On Ice Perspectives のビデオグラファーです。ジョーダンは自身もスケーターであったことから、被写体となる選手たちと一緒に氷の上に立って、滑りを追う様に撮影をします。躍動感のある、独特の映像で有名になりました。

 

(以下、Jordan Cowan の公式チャンネルに掲載されている動画です)

 

 

 

 

オータムではさすがにジョーダン、氷上には乗りませんでしたが、彼の持ち味満載の映像がテンポよく編集され、大会の様子を見事に伝えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

オータムクラシックの大会中、ジョーダンはずっとカメラを回していたので、きっと今後まだまだたくさんの動画がアップロードされることと思います。楽しみですね。

 

なお、彼と少しだけ話をする機会がありましたが、夢はいつか日本でアイスショーを撮影することだ、と言ってました。ジョーダンはテサモエたちの昨年のツアーにしばらく同行して幾つかのナンバーを撮影しているのですが、この「ムーラン・ルージュ」のような映像を例えば羽生選手の出演するショーで撮れたらどんなに素晴らしいでしょうか。

 

 

 


考えただけでもワクワクしてしまいます。

 

とにかく、2019年のオータムクラシック大会にいらしたフォトグラファーの皆様、本当にお疲れさまでした。

 

次はGPスケートカナダ、ケロウナ大会でお会いできるのを楽しみにしています。