私は2人以上の人から勧められた本や映画やドラマは、できるだけ読んだり観たりするようにしているんですが、2人どころではなく、5人以上にすすめられた作品、(直接勧められただけでなく、記事で紹介されているものも含めて)それが『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』です。

 

ちいかわというと、「なんかかわいいキャラクター」というイメージで、私にとってはキティちゃんとかマイメロディとかと同じくくりにいた存在でした。

それなのに耳に入る評判は、「絵柄に反して内容がホラーだった」とか、「子供に見せていいのか心配」というものばかりだったので、気になって仕方なくなり、先日、思いたってひとりで劇場に観に行って来ました。

 

まったくの予備知識ゼロで行ったので、登場するキャラクターたちを見て「ちいかわってどれ?」というレベルでしたが、予備知識ゼロでも十分に楽しめました。

楽しめました、というか、私の個人的な感想は…「ホラーというより重い!」です。

 

「大人にとってはホラーだが、子供には普通の冒険映画に見える」という口コミもありましたが、私の隣に座っていたちびっこたちも「実は怖い映画」ということは聞いていたらしく、「ぜーんぜん怖くないねー!」などと言っていました。「ちびっこたちよ、そういうことじゃないんだよ…」と心の中でつぶやきながら、私も気づけばちいかわの世界にのめり込んでいました。見終わったあとは、なんだか人の業とかを考えてしまい、(ちいかわは人じゃないけど…)救いがないというか答えがない迷宮に放り込まれたような、なんともいえない気持ちになりました。

 

「こ、これは子供向け映画ではない!」と思いましたが、「親子で観て意見を話し合うといい」という意見もあって、それもいいかもしれません。ある意味、「戦争映画を親子で観て親子で話し合う」ようなものでしょうか。ただ、戦争映画の場合はある程度心の準備ができますが、ちいかわは絵面がファンシーな感じなので完全に油断していたところに不意打ちされた分、衝撃が大きかったです。コメディーだと思って観たらスプラッターホラーだったみたいな感じでしょうか。(そこまでじゃないか 笑)

 

しかし、この絵の可愛さとシュールな笑いや深い内容のギャップがまた魅力的で、ちいかわ人気の理由が分かった気がします。

恐るべし、ちいかわ…。キャラクターものの映画だと思ってなめていたら、もの凄い作品でした。

 

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