太る理由
さて体重管理のことについてはご相談をいただくことが多いですね。これには太り過ぎとやせすぎがあります。
前にも書いたようにとても進んだ摂食障害を治療するのは専用の宿舎系の施設でないと難しいのですがまだ日常生活がこなせるようなレベルだと私のところでも治療で効果を上げています。
これは食べ物とは関係なく実はコントロールの問題なのです。キチンとした方に多いこの摂食障害。子供の頃にとても管理された経験がこの症状を生みます。
管理されると自分で自分の思うようにしたい、と思い始めるんですね。それは思春期を過ぎる頃です。
大人になる手前に自分で自分の事を決めたい、好きなようにしたいと思うようになりますが管理の強いお母さん(主にですね)のもとでは難しくなります。
で、自分で管理できるものを探すと一番身近なのが実は体重なのです。
きっかけはとても軽い感じで始めたダイエットだったりしますが効果を上げるとこのコントロールできる、という感覚に夢中になります。
コントロールがないと感じていたところへ完全にコントロールできるものが現れたのです。しかも体重が減ればきれいになったと褒められるおまけつきです。
これに病みつきにならないはずはありません。これが摂食障害のメカニズムです。
これは痩せる方。じゃあ、太る方はどうでしょうか。ティーンやその手前で体重が急激に増えたらもちろん何かの医学的な理由を疑います。
もしそうでないとしたらもしかしたら自分に対する不快に感じる視線を遠ざけるために手段かも知れません。
大人になる過程で自分に注がれる視線に過敏になることがあります。これはもちろんセックスに関係があります。
女の子なら大人の男性に女性として見られるようになるこの最初の感覚を覚える時ですね。
そしてこれに例えば性的な要素が過剰に絡むと。これは例えば性的虐待などがあるとですね。するとその男性からの注目を避けるために無意識的に魅力を失うことを考えます。
手っ取り早く太ってしまえばもう注目を浴びなくてもよくなるし、性的虐待もなくなるという無意識が働きます。
そして食べ始めます。きれいになってはいけない、注目を集めてはいけない。それにその虐待者が身内であったりしてノーとはっきり言えない関係にあると余計ですね。
ノーと言わないでその男性を遠ざけるには自分の魅力をなくすのが一番ということになります。
そんな極端な、と思うかもしれませんが実は心理学ではこれは定着した考え方です。
なのでお子さんが急に太ってきたらある程度の注意が必要かもしれません。
そしてティーンの時期を抜け出し、虐待から逃れてもその魅力的になって男性の視線を集めたくない、あの時のように自分を難しい立場に落としいれたくないという思いから抜け出せるかどうかは実はわかりません。
虐待はトラウマですから。論理的に自分にはもう危険はない、男性にはっきりノーと言えるはずだと認識できるかどうかは実は分かりません。
すると生涯を通して体重管理に苦労することになるかもしれません。
そんな時はもちろんこの少女の頃のトラウマを解消して体重管理を上手くできるようにするしかないのですね。
きれいになると危険を感じる。それは大人の女性にとってとても辛い状況だと思います。
太る理由はもちろん他にもありますがこれは例の一つですね。
是非解消してみてください。
英語版はこちら。
素晴らしい1日を!!
